平成25年12月13日(金) 19時〜 岡山県青年館 レストラン |
||
御野連合電子町内会 運営委員会は12月13日(金)忘 年会を開催した。 忘年会と云っても「年忘れだ」「無礼講」とかは無縁の、 一年を振り返り新年へ向かっての課題を語る有意義な会合 になった。 この日は奇しくも、古くからの習わしの「正月事始め」 (注1)の日にあたり、これからの時代に相応しい忘年会に なったと自負できます。 (注1) 正月事始めとは、新しく迎える正月に新しい年神様を迎えるための 諸準備を始める最初の日とされた日で、この日より大晦日までの31 日までに正月の準備を順次すすめていきます。 12月13日には、正月事始めの最初の行事である「煤払 い(すすはらい)」が行われました。 昔はどこの家にも竈(かまど)や囲炉裏(いろり)があったこ とから、一年間に溜まった煤を取り除き家の内外を大掃除 するもので、煤掃き・煤納めの行事とも言われました。 煤払いを終えた後には、障子や襖の貼り替えなども行わ れていましたが、現在でも正月を迎える前の年末の大掃除 として行われ、多くの寺院や神社などでもこの日に煤払い の行事が行われています。 古くは煤払いが終わったら、「松迎え」といって雑煮を炊く ための薪や門松に使う松を山に取りに行く習慣があり、新 年の年男が新年の恵方の方向にある山に出かけました。 その他にも、もちつき・門松や松飾り作り・鏡餅飾り・おせ ち料理作り・雑煮の用意などが各家で作られ準備されてい ましたが、現在ではいずれも作られたものを購入することが 多くなっていることから、花柳界や芸能関係などでは正月事 始めの行事として残っているものの、一般的には正月事始 めの日が重要視されなくなってきています。 (水原美津夫) |
||