七月
一 中元祝儀の儀取り遣り相やめ申すべくこと 但し、師匠には従前の通り。併せて、親子本 家分家の間は格別の事
一 盆祭忌懸の外 燈籠のやり取り相ならずのこと
一 牛祈祷と唱え村々により、客を呼びいたし候儀一切相成らざること 但し踊りの儀幼少の子 どもたりともいわい相ならず
一 休日 七日(七夕) 十四日 十五日 十六日(お盆) 牛祈祷
八月
一 休日 ついたち 十三日(日蓮上人の祥月命日か) 日待日
九月
一 敷地祭礼 親戚相招き候儀苦しからず 尤も料理の向き、芋 牛蒡 蒲鉾の煮物 汁 ナマ ス 酢飯のほか無用
一 どんぶり酒 酢飯のやり取り相成らざること
一 休日 九日(重陽の節句) 祭礼当日 二十二日(日蓮宗に関係ある記念日では)
十月
一 十三日 御命講餅 やりとり無用(10月13日は、日蓮上人の命日)
一 亥猪右に同じに断ず
一 休日 十三日
十一月
一 紐落とし はかま着等上巳同然の事
十二月
一 寒中勤合 相やめ申すべきこと
一 歳暮祝儀盃 前同然の事
一 餅やりとり相成らざること 但し親子の間は格別の事
一 破魔弓、羽子板のやりとり相成らざること 但し売り出しの者御停止仰せ付けられたきこと
(ここまでが12ヶ月にわたる各月についての記述)
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