蟹八幡宮

蟹八幡宮 鳥居 写真 鳥居・随身門・拝殿本殿と続くこじんまりした社殿がある。
拝殿前になで石という球形の石が、一対ある。この石を撫でると悪い所が直るといわれている。
蟹八幡宮 なで石 写真
蟹八幡宮鳥居 拝殿前のなで石
 蟹八幡の創立時期ははっきりとした言い伝えが残っていない。しかし、創立時の縁起は、伝説としてしっかりしたものが残り、大きな片爪蟹の化石が社宝として残されている。縁起によると、平氏の一族でであった妹尾氏が妹尾を中心に開発を進め、前田氏が、野殿山の鬼を退治して、野田や今の村々を造成している時期、その中間地点にある、久米の村々には、次々に移住者が増えて、どんどん家も立ち、集落が大きくなっていった。村人は、村の守護神をお祭りするために(応神天皇と神宮皇后 社宝の蟹の化石が合祀されている。)、お宮を建てようと相談していた。そんなある朝のこと、大きな岩のような蟹が東西三間南北2間足らずの長方形を描いて後に南側の海に消えて行った。この場所に現在の蟹八幡が鎮座している。
写真提供: 御南西公民館
じょぼら会
文責: 佐藤芳範

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