お盆に行う阿津地区独特の子供たちの行事である。新仏(しんぼとけ)や無縁仏、餓鬼仏の供養を目的として始められたという。頭(かしら/中学2年生)が長で一切の行事を行い、いも頭、子頭がこれに従う。 頭の指示により各家庭を回りゆうごろまんだらの銭を集め、青竹を切り麦わらで舟を作る。青竹の大幡(おおはた)、中幡、小幡を用意し、南無阿弥陀仏と書いた供養の紙をつるし、鐘をたたいて「ゆうごろまんだらけーけーけー花が咲いたのよしらんか」(新仏も無縁仏もついて来い。ハスの花が咲いたのを知らないのか。)と言って町内を回る。 15日には新仏の家から供養物をもらい、無縁仏と餓鬼仏へのお土産として舟へ乗せて流す。 |
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頭の指示に従い、鐘を打ち鳴らしながら町内を回る。頭は幼い子の様子まで気を配らなければならない。 |