第一回 加茂防災体験キャンプ実施

 

防災キャンプ開催にあたり

 はじめに

   平成23311日に起きた東日本大震災では、私たちが未だかつて経験したことがないような光景を目の当たりにしました。そして、来るべき地震への備えがいかに大切であるかが様々に論じられてきましたが、逆に、岡山は他府県と比べ、かえって自然災害の無い所として根拠の無い安全神話がひとり歩きしていることも事実です。
 しかしながら、東海・東南海・南海連動型巨大地震発生のシミュレーション等からは岡山も例外なく大きな被害を受けるに至ることはご承知のとおりであります。
 加茂学区にとり、今まさに平時であるからこそ訓練がで
き、その積み重ねがやがて「備えがあったから何ら憂いが無い」ことの実現に繋がるものと考え、ここに防災部会を立ち上げ、第1回加茂防災宿泊体験キャンプを開催するに至りました。今後年間行事として継続的に開催する所存でありますので、加茂学区のみなさまには何卒、ご理解ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
                 平成247月吉日
     加茂学区安全・安心ネットワーク
会長 定廣好和


8月18日 3時 〜 19日 7時30分  
 
13時
 会場にシート設置
 暑さ対策で水まき 14時
 受付準備 参加者班ごとに色分け 
 
参加者受け付け開始 15時 
川上敬三 防災部会長の挨拶で始まる 
西消防署・西警察署の方の挨拶 
 
地震体験の起震車 まさかの時にはお世話になるかも
撮影の後 出動していきました。 
みんな模擬訓練の様子を興味津々で見ていました。 
レスキュー工作車には機材がいっぱい積まれてる。 中の様子や機材にも興味が・・・  普段は出来ないレスキュー隊員とパチリ 
   
耐火服を着てみました。
感想は重くて暑かった。これを着ての作業は大変です。 
 訓練用の消火器で体験
一度でもやってるとまさかの時に慌てないで
出来ます。
 心肺蘇生の講習。
周りの人の協力が必要です。
AEDの操作は簡単、音声案内に従うだけです。
   
さぁ どうするんだったかなぁ?  東日本大震災のパネル展示  東日本大震災など講話を聴きました。 
     
18時8分 
水が出たぞ!避難開始
北館三階へ急げ  18時10分
 三階に到着 約3分で避難完了
   
今日は避難訓練のため土足で上がりました。  避難訓練後 注意点のお話  非常食の展示 今回はアルファー米を食べます。 
     
17時10分 
アルファー米に使用するお湯を沸かします。 
お湯を入れて15分でできあがりです。
18時20分
婦人会・愛育委員会の皆さんでアルファー米に
お湯を入れますが数が多いと大変です。  
18時40分
食事が配られました。今回は80人位なので混乱もなく出来ました。が学区民全員だと???  
 
思い思いの場所で食事  婦人会・愛育委員会の
美味しいカレーでアルファー米も食べられました。 
19時 食事も一段落ほっとした瞬間  
     
19時20分
宿泊者は段ボールで各自しきりを作ります。  
20時20分 
ごらんの通りの寝床完成 体育マットを利用
20時30分 
消灯前まで子どもたちは元気に遊んでます。
     
21時 
定廣連合会長より寝る時には周りの人の
ことを考えて迷惑をかけないようにと
注意があって消灯しました。
 
 2時40分
一時過ぎから起き出してくる子も
この後、朝まで起きていました。(>_<)
6時30分  
予定より早く体育館の片づけが終わり
ラジオ体操みんなで行いました。
     
6時40分 
食事の前に定廣会長 終了挨拶
6時55分  
朝食 
6時58分
袋で炊けた、白米と漬け物・ふりかけです。
一人8勺はちょっと多い残してしまいました。  

初めて行われた。防災避難体験キャンプ。
多くの団体や関係者の協力で無事終了することが出来ました。
子どもたちは消防車やレスキュー工作車を体験することが出来てうれしそうでした。
また体育館で寝ることの大変さもわかったようで、眠ることが出来ない子も数人出てきました。
わずか一晩だけの体験ですが、もしこれが何ヶ月も続いたらと考えるとぞっとします。
東日本大震災の被災者の方々の苦労は大変な物だと実感します。
人の痛みがわかると人に優しく接することが出来ます。
今回の防災避難体験キャンプで一人でも子どもたちがそれに気づいてくれたらうれしいです。
いつの日か必ずやってくる災害に備える事は意義のあることだと思います。
地域の絆を強める毎年の行事として続いていけるようご協力よろしくお願い致します。

加茂学区安全安心ネットワーク 防災部会長 川上敬三