32年間この道一筋
西 浪 祥 子 さ ん にしなみ さちこ 53歳
−児童自立支援施設岡山県立成徳学校指導課長)−
     社会福祉優良従事者表彰を受賞
平成23年9月12日(月)
山陽新聞社会事業団(越宗孝昌理事長)
 後援、岡山県
     岡山県社会福祉協議会
          平井学区の誇り    岡山県下では10名
8月24日山陽新聞社会事業団(越宗孝昌理事長)は本年度社会福祉優良従事者として、県下で10名を決定し受賞者は、9月12日、岡山市北区柳町の山陽新聞社で表彰されました。
本人は1979年(昭和54年)保母として勤務、家庭舎に常時住み込み、十数人の児童と起居を共にし、私生活さえ犠牲になる勤務のもと、32年間にわたり、母親代わりになって児童の自立に向けての支援事業に情熱を傾けられた功績は大きい。後進の指導にも力を尽くし、他の職員の模範となっている。
受賞者はいずれも岡山県内の社会福祉関係職場の第一線で職務に励み、大きな成果を挙げ、他の模範となっている方々です。
プロフィール
昭和54年3月 岡山県立短期大学卒業
同4月 岡山県立成徳学校に就職、保母として活動
2年後結婚 ご夫婦共に成徳学校職員として勤務
昭和56年 施設内の寮母として入居者と起居を共にし、母親代わりに
なって32年間に亘り、献身的に私生活面の指導に当たる。
平成23年4月 成徳学校指導課長に任用、現在に至る
   
回顧談
これまで自分たち夫婦は三人の子女に恵まれたが、寮生たちと区別なく、一緒に育ててきたつもり
寮母と言う立場は、私生活を犠牲にすることもしばしばでした。それでも入居者たちが自立して巣立っていく姿を見ることが、支えになって今日まで来ました。気がつくと32年になりました。
夫は今年3月岡山県立成徳学校を副校長で定年退職しましたが、再任用されています。
長男(29歳)は現在自立援助ホーム「大元荘」の施設長として、長女は青年海外協力隊に入り、海外でボランティアを続けています。、又、次女は「成徳学校」に勤務しており、、私たち家族が成徳学校で過ごしてきた為か、今は子どもたちも夫々が福祉の道を選んで自立してくれ、自分の歩んできた道が間違いなかったと成徳学校に感謝しています。
地元の平井保育園園児たちとも地域ぐるみで交流を続けてきました。
成徳学校を巣立った子どもたちが、思いがけない時期に訪ねてきてくれたり、連絡があることがとてもうれしい。
今後も児童の自立に向けての支援を続ける一方で、後進の指導にも力を尽くしたいと考えています。
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