岡山県立成徳学校創立120周年記念式典開催
岡山県立成徳学校体育館
岡山市平井二丁目2572番地
平成21年2月6日(金)

この日、成徳学校では体育館において、創立120周年記念式典が盛大に繰り広げられました。
創立以来一貫して120年の永きにわたり、家庭的事情により恵まれない子供たちの社会的自立を助けてこられ来賓のあいさつの中では、これまで輩出された卒業生の皆様が、全国各地で活躍されていることが紹介されました。
戦後64年、豊かな日本になった半面で、豊かさと相反したように道徳観や思いやりの心が失われている時代、青少年の粗暴な事件が大きな社会問題をも引き起こしています。児童虐待などで親子関係断絶にもとづく家庭崩壊もあちこちで見られる新たな時代になっていることが痛感されます。
これまで以上に社会の期待を担うこととなった岡山県立成徳学校は、社会に開かれた親しまれる施設として岡山県民、市民の一層の理解を得て、広く社会から認知されることが期待されます。
平成21年からは成徳学校の入所児童にも学校教育が実施されることとなり、教育面でのさらなる充実が図られ、新たな歩みを続けることとなります。地域の皆様にもご理解と温かい支援の輪を期待しております。
教育施設の充実
平成21年4月1日からは施設内には平井小学校の分教室が、また中学校は施設内に新設されます。
施設の沿革・・岡山県立成徳学校冊子から
明治21年に私立岡山感化院(院長・千輪性海=ちわしょうかい)として岡山市小原町(現在の岡山市清輝橋一丁目)に創立されました。前年明治20年には石井十次も岡山孤児院を設立していて、当時は公的な支援はなく、恵まれない子供たちのために私費を投じ献身的に社会福祉事業に取り組んだ先人たちの労苦が偲ばれます。
明治25年、岡山市内は大洪水が発生し、岡山感化院も休業状態に・・
明治31年岡山市瓦町に移転、備作恵済会感化院となり、続いて明治42年岡山市三門に移転、備作恵済会三門学園に、そして昭和3年には岡山県に移管され岡山県立三門学園となりました。
昭和9年少年教護法が施行されたため、岡山県成徳学校と改称し、
昭和12年6月に現在地、岡山市平井の米山に全校移転しています。

受付け・・県内外から多くの来賓が駆け付けてくれました。

式典全景、中ほどから前席は来賓や教職員、後部席は生徒席
  檀上
                       岡山県保健福祉部                 岡山県議会
                        部長 神ノ田 昌博                 副議長 渡辺 英気
            岡山県保健福祉部子育て支援課                          全国児童自立支援施設協議会
              課長 渡辺 知美                                   会長 西田 達朗
岡山県立成徳学校                                                       岡山県立成徳学校後援会
校長 樋口 俊司                                                         会長 末長 範彦

体育館から運動場を臨む・・
当日は臨時駐車場に
 


記念講演講師  入居児童たちの作品展示 入居児童たちの作品
 鈴鹿医療科学大学准教授 藤原正範
平井学区連合町内会へ
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