1.岡山市中島にある“一の荒手” |
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“一の荒手”は、旭川に沿って平行に造られている。岡山城下を水害から守るため、旭川が一定量増水すると自然に百間川に流水するように設計されているが、荒手の高さについては、岡山城下と百間川流域の地域において利害関係から争いが絶えなかった。
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2.岡山市竹田の“二の荒手” |
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現在の竹田中島橋の下手(しもて)に、今も“二の荒手”が草に蓋われているが残っている。
“二の荒手”は、百間川に垂直に造られ“一の荒手”を越してきた激流を制御するために設けられている。そして、“二の荒手”が百間あつたことから“百間川”と呼ばれている。
また、“三の荒手”が原尾島にあって、更に洪水を抑えていたが、今は形が残っていない。 |
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3.百間川から出て来る軽便 |
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当時軽便鉄道は、百間川の中を走っていた。
放流された時には、通行が出来ないと同時に土手は「切り通し」になっており、切り通しに板と土嚢で仕切られ洪水の流出を防いでいた。写真からも板をはめる溝が見られる。
また、百間川の中では、田畑が耕作されていたが、当然洪水の年は収穫がなかったであろう。
(写真提供は、両備バス竃{社) |
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4.直近の百間川の増水 |
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最近では、平成18年7月18日の大雨で旭川が増水し、百間川に放水したが、水量は堤防の中の段までしか達しなかった。また、百間川に12本の橋が架かっていることから、市民の生活には影響が出なかった。 |
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5.現在の百間川 |
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普段は、とても静かな百間川で、多くの珍しい生物や、植物を育んでいる。また、土手の堤はあらゆるスポーツや散歩などを楽しめるように、そして市民の憩いの場として整備されている。 |
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