!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"> 【四国訪問第2弾】
【四国訪問第2弾】
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 【四国訪問第2弾】です。

二宮忠八記念館が早く終わったので、友人が調べた特攻機の復元モデルが香川にあるというので、見学に行くことにしました。 四国道を東へ走る事1時間。津田というところです。 ネットで調べた住所をカーナビに入れているので、(もちろん友人の車です)高速を降りて田舎道になっても迷わず一直線です。 山へ上がるようになり、一瞬迷ったかと思いましたが、20Mも上がると、切り開いた場所に、人間魚雷〈回天〉と一緒に展示してありました。

人間魚雷〈回天〉は魚雷に(魚雷は飛行機や潜水艦などから発射し水中を走り敵艦を沈めるための爆弾です) 人間が乗れるように改造、操縦して命中率を上げようとした、特攻兵器です。

特攻グライダー飛行機〈神竜〉は、戦争末期飛行機を作る材料がなく、合板(ベニヤ板)で作った機体の頭に火薬を詰め、火薬ロケットで推進 人間が操縦して飛行し、敵艦へ体当たりする特攻機です。

どちらも、発射されれば生きて帰れません。 特攻機「神竜」は幸いにも使用される前に戦争は、終わりましたが、それまでに既存の飛行機に爆弾を積んで体当たりしたり、 人間魚雷などで多くの方が、亡くなったのはご存じと思います。

当時の多くの若者は、自分が犠牲になれば、親しい人たちや、故郷が守れると信じて(信じざるを得なかったのか?)逝ったのでしょう。 多くの尊い命を散らしてしまった。戦争!戦争とはここまで人間性を失わせるものかーーー もし自分が、この時代に生きていたらどうしたのか? 決して繰り返してならない指標として拝見させて頂きました。

今の平和と、豊な暮らしが出来ている自分。この人たちの事や、歴史を再認識しなければと心に刻みました。 いまでも、テロという戦争が、世界の各地で起きています。

太平洋戦争末期を記した私の「指針の書」を今一度、を読み返しています。 冒頭に次のような文があります。

「戦争ほど、残酷なものはない。
 戦争ほど、悲惨なものはない。
 だが、その戦争はまだ、つづいていた。
 愚かな指導者たちに、率いられた国民もまた、まことに哀れである。  人びとは、八年に及ぶ戦果に、親を失い、子を失っても、その苦しみに耐えてきた。」

民衆こそ賢明であらねばと思います。今の平和で、幸福な生活に感謝です。


撮影・文:池田 稔様
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