見守り新鮮情報 第354号 2019年12月3日
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◇発行:独立行政法人国民生活センター◇
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    深刻な高齢者の消費者被害 見守りで防止しましょう
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叔母が、「通帳に3千円しか残っておらず生活費が無くなった」と私の母に相 談してきた。母と一緒に叔母の家に行くと、化粧品が山のようにあった。書類 等を調べると、長期間に渡って契約していたようで、約5百万円も支払ってい た。叔母によると、担当から「こちらが質問すること全てに『ハイ』とだけ言 うように」と言われ、契約を強要されていたという。(当事者:80歳代 女性)
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<ひとこと助言>
☆高齢者が長期間に渡って、大量の商品を購入させられていたという相談が寄 せられています。周囲の人が気付いたときには高額の支払い後だったという ケースも見られます。

☆このような被害を防ぐには、家族や周囲の人が、日ごろから高齢者の様子に 気をつけることが大切です。離れて暮らしている場合は、なるべく頻繁に連 絡を取っておき、帰省の際などには不審な書面や、大量の商品、困っている 様子等がないか確認するようにしましょう。

☆少しでも気になることがあれば、本人から詳しく話を聞き、早めにお住まい の自治体の消費生活センター等に相談しましょう(消費者ホットライン188)。 家族や周囲の方も相談できます。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)はこちらのURLからご覧いただけます。
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mglist.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、都道府県等の消費者行政担当部署等からの情報をもとに編集・発行 しています。

<参考>
60歳以上の消費者トラブルが40万件を突破!−トラブルの現状を知って、被害 を防ぎましょう−
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20190912_1.html


●全国の消費生活センター等の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html
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