見守り新鮮情報 第308号 平成30年5月16日
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◇発行:独立行政法人国民生活センター◇
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     不安をあおり契約させるリフォーム工事の点検商法
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「近くで屋根工事をしていたら、お宅の瓦が傷んでいるように見えたので点検 したい」と業者が訪問してきた。点検した後、業者が撮影した瓦の映像を見せ られ、「かなりひどい。このままでは雨漏りするかもしれない。すぐに工事を したほうがいい」と言われた。迷っていると、「たまたま今日この地域に来て いるので今でないと契約出来ない」とせかされ、約40万円の契約をしてしまっ た。不安になって、やめたいと連絡したが、「もうキャンセルは出来ない」と 怒鳴られた。(70歳代 女性)
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<ひとこと助言>
☆住宅リフォーム工事等の勧誘が目的ということを告げず点検を持ち掛け、不 安をあおって契約をせかすという「点検商法」のトラブルが後を絶ちません。 家族や周囲の人も高齢者の様子に気を配りましょう。

☆「点検させてほしい」と訪問してくる業者には応対しないようにしましょう。

☆点検を依頼した場合でも、結果をうのみにしないで、冷静に受け止めること が大切です。別の専門家等に確認して、複数の見積りを取るなど、決してそ の場で契約しないようにしましょう。

☆法定の契約書面を受け取ってから8日以内である等の場合はクーリング・オフ を行うことが出来ます。

☆困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消 費者ホットライン188)。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)はこちらのURLからご覧いただけます。
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mglist.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、国民生活センターの公表情報をもとに編集・発行しています。

<詳細>
「大雪で歪んだ」などと自宅の不具合を指摘して不安をあおる「点検商法」 −高齢者を中心に、自宅を大切に思う気持ちにつけ込まれています−
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180301_1.html


●全国の消費生活センター等の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html
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