見守り新鮮情報 第307号 平成30年5月8日
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◇発行:独立行政法人国民生活センター◇
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        健康食品の摂取による肝障害にご注意
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だるさが続き、皮膚も黄色っぽくなっていたため病院に行った。血液検査をす ると、肝臓や胆道の病気の変化を示す値が上昇していた。2〜3カ月ほど前から、 3種のサプリメントを摂取していたが、中止したところ、これらの値は減少した。 サプリメントに対する反応を調べる血液検査でもすべて陽性となり、薬物性肝 障害と診断され、1カ月ほど入院となった。(70歳代 女性)

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<ひとこと助言>
☆健康食品の摂取により、まれに薬物性肝障害を発症することがあり、重症化 するケースも報告されています。多くは自身の体質によるもので、誰でも発 症する可能性があります。

☆健康食品を摂取して、倦怠感、食欲不振、発熱、黄だん、発疹、吐き気・お う吐、かゆみ等の症状が続く場合は摂取をやめ、速やかに医療機関を受診し ましょう。

☆受診する際は、健康食品やそのパッケージを持参し、医師へ正確に情報を伝 えましょう。

☆健康食品は、あくまで補助的なものです。安易に健康食品で栄養の偏りや生 活の乱れを解決しようとせず、まずは日頃の食事、運動、栄養に気を配りま しょう。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)はこちらのURLからご覧いただけます。
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mglist.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、国民生活センターの公表情報をもとに編集・発行しています。

<詳細>
健康食品の摂取により薬物性肝障害を発症することがあります−「医師からの 事故情報受付窓口」から−
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170803_1.html


●全国の消費生活センター等の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html
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