見守り新鮮情報 第204号 平成26年11月6日
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◇発行:独立行政法人国民生活センター◇

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          リフォーム工事の中断・遅延トラブル
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母を契約者として、二世帯住宅への増改築をリフォーム会社に1千万円で依頼 し、既に850万円支払っている。先月末までに完成の約束だったが、途中から業 者があまり来なくなった。苦情を伝えると「多額の借金があり、お宅の工事ど ころではない」と言う。工事が途中で放置されたため雨漏りが起き、別の業者 に応急処置を依頼した。何とか住める状況にはなったが、約300万円の応急工事 代金も別途請求されている。(契約当事者:60歳代 女性)

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<ひとこと助言>
☆住宅の新築・リフォームで、業者の事情による工事の中断や遅延に関するト ラブルが増えています。

☆契約する前には、複数の業者から見積りを取り、費用だけでなく確実に工事 が進められるか、などについても十分検討することが重要です。

☆工事が滞った際の備えとして、遅延補償を契約内容に記載するようにしたり、 完成保証制度が利用できる場合は、それを選択することも検討したりしてみ ましょう。

☆費用の全額前払いは避け、完成後の支払いを主とした契約にしましょう。

☆心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)は国民生活センターホームページ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen204.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、国民生活センターの公表情報をもとに編集・発行しています。

詳細は、「住宅の新築・リフォーム工事等での遅延トラブルが増加−人手不足 による放置や、倒産による放棄の事例も−」
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20141030_2.html

●全国の消費生活センター等の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html

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