(財)消防科学総合センター・岡山県主催の平成18年度防災啓発研修会が岡山市のメルパルク岡山で1月19日開催されました。100名以上の大勢の自主防災組織のリーダーの方々が出席されていました。橋本町自主防災会も2名が出席しまして自主防災・南海東南海地震について勉強してきました。
11時から『自主防災組織リーダー研修会』の題目でふくい災害ボランティアネット理事長の松森氏が平成16年7月に発生した福井豪雨災害について講演されました。
平成16年7月に発生した福井豪雨災害は時間降雨量87mmという200年に1回というものすごい降雨により災害が発生しました。これだけの降雨量があれば日本全国どこでも甚大な被害が出る可能性があるそうです。直ちに福井県水害ボランティア本部を行政の福井県とともに協設協営で県水害ボランティア本部を設置
1.延べ動員人数6万人を期間14日間で達成
2.運営資金 1億円を確保
3.1日の動員数1万人受け入れ態勢の整備
4.各地ボランティアセンターの3日間以内の開設
5.保険を整備して安全の確保
6.運営システムの確立
以上の活動目標を掲げてボランティア本部を立ち上げる。実際の活動は被災者からの要請を受けて活動、その際に 必ずその地区の区長の協力を得てから援助を始める。被災者の優先順位を決めない。すべての被災者の要望に応える。すべての被災者に平等に届ける。 をモットーに活動。 自主防災組織の活動がしっかりしていて普段から活動しているところはいざというときにでも迅速に組織的に動いてくれて復興が速やかであった。自主防災の普段の活動が非常に大切。 なぜ資金が1億円も必要かというとスコップだけでも何千万円という資金、夏であれば飲み物だけで1日1万本、梅干しだけでも数百万円円の資金が必要である。
県との協設で「官庁のお先棒を担いでいるのですか」という批判はあったが「お先棒を担ぐとかそんなことは考えたことがない。何でもいい、人が救われたらいいのだ。少なくとも官公庁は、私たちが持っているもっとも強力な機関なのだからそれと一緒に仕事をしたって別に悪いことではない。要は一刻も早く困っている被災者に救いの手をさしのべて困っている被災者が救われさえしたらいいのだ」
災害ボランティアネット理事長の松森氏の言葉で締めくくります。 |