岡山市防災まちづくり学校第2回目−−−−−−−−−−8月8日
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岡山市防災まちづくり学校第2回目です。
『自然災害と気象』『土砂災害と水防』を受講しました。
自然災害と気象(9:30〜10:50)
 自然災害の代表といえば台風です。最大風速が17.2m以上になった熱帯低気圧を台風といいます。
台風の風は眼を中心にして反時計回りに吹いています。中心付近の最大風速により、猛烈な(54m/s以上)、非常に強い(44m/s〜54m/s未満)、強い(33m/s〜44m/s未満)、と33m/s未満の台風に分類されます。
 また台風の大きさは台風の強風域(風速15m/s以上の領域)の半径を基準に超大型(800km以上)。大型(500km〜800km未満)、500km未満の台風に分かれます。
 台風の進路は月により、7月は日本の西側を朝鮮半島の方へ、8月は迷走型、9月は丁度日本を九州を南から襲うというコースが多いそうです。
 台風は風ばかりでなく雨の被害もあります。

雨の降り方で1時間で30mm以上の降雨量は特に注意が必要で、バケツをひっくり返したような激しい振り方です。私はまだ体験していませんが寒気がするような降り方だそうです。30mm/hでこれですから1時間80〜90mmの雨が降ると必ず災害が発生します。

 大雨災害の種類としては
洪水害  河川の流量が増水したり、堤防を越え、または堤防が決壊して氾濫したりして起こる災害。
浸水害 大雨による地表水の増加に排水が追いつかず、用水溝,下水溝が氾濫したり、         河川の増水や高潮によって排水が阻まれたりして起こる災害。
湛水害 浸水後、水が引かないままの状態が幾日も続くことによって起こる災害。
山崩れ害 大雨が原因となって山の斜面の岩石や土壌の一部が突発的に区連れ落ちることによって起こる災害。
土石流害 渓流地帯に崩落堆積した土砂や岩石が洪水によって一気に押し流されたり、斜面を滑落する土砂や岩石が大量の水分を含んで流下したりして起こる災害。
がけ崩れ害 堆積物の全部または大部分が人工的である斜面が崩落したり、人工の切り取りの場所が崩落したりして起こる災害。
地滑り害 大雨が直接の原因で斜面を構成している岩石や土壌がきわめて緩慢に滑ることによって起こる災害。
強雨害 強雨の際、落下する雨の打撃力や地表を流れる雨量による表層土壌の流失によって起こる災害
等のものがあります。

そこで注意することとしては
1.台風や大雨の危険が近づいているというニュースや気象情報を見たり聞いたりしたら、災害への備えをもう一度見直しましょう。
2.住んでいる所や普段行き来する場所に関して、洪水、浸水や山崖崩れ、崖崩れなどの災害の危険性をしること。
3.大雨の災害防止に関する情報の入手方法や内容について知ること。
4.災害の危険をどう把握し、危険が迫ったら何をすればいいかを知ること。

等に普段から気を付けていざというときには警報などの防災気象情報を利用して、被害を未然に防いだり、軽減するようにしましょう。

土砂災害と水防(11:00〜12:00)
 日本は世界的にみましても主要先進国の中で平地が少なく可住地面積の割合が一番少なく、主要河川は急勾配でしかも大雨が降る可能生が何処にでもあります。従って土石流、地滑り、崖崩れといった災害が何処でも起きる可能性があります。
 岡山市でも土石流危険渓流が330ヶ所、急傾斜地崩落危険箇所が339ヶ所もあります。
地滑り危険箇所は2ヶ所あります。

そこで土石流、崖崩れの前兆現象としては

土石流の前兆現象

1.山鳴りがする
2.急に川の流れが濁り、流木が混ざっている
3.腐った土のにおいがする。
4.雨が降り続いているのに川の水位が下がる。

崖崩れの前兆現象

1.崖に割れ目が見える。
2.崖から水が湧き出ている。
3.崖から小石がぱらぱらと落ちてくる。
4.崖から木の根の切れる音がする。

以上のような現象が一つあるいは複合して起きる場合には危険を察知して早めの避難を考える。

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