岡山市防災まちづくり学校第5回目その一−−−−−−−−10月17日
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岡山市防災まちづくり学校第5回目です。
『救急救護法を習得する』を岡山市消防教育訓練センターで受講しました。
『救急救護法を習得する』(9:30〜11:30)
総勢30名の受講です。
総勢30名の受講です。
まずは意識の確認。
まずは意識の確認。
人工呼吸です。
人工呼吸です。
心臓マッサージです
心臓マッサージです
全員が実地訓練しました。
全員が実地訓練しました。
 岡山市で昨年1年間に20、905件の救急車の出動回数がありました。その内の380件はすでに心臓の止まっていた人を搬送した回数です。さらにその380件の内80件は搬送した病院で心臓が動き出した人ですが、その心臓が動き出した人の内で、わずか3〜4人の人のみが普通の生活に戻れた人で、後の70数名は病院で心臓が動き出しても植物人間になってしまった人たちです。
 これはなぜかといいますと岡山市内で救急車が現場へ到着するまでに平均で約6.8分かかりますが、もし心臓が止まっていれば人間の脳は約3分で壊れてしまい、たとえ心臓が動き出しても植物人間になってしまうわけです。
 そこで現場でいかに早く応急手当を始められるかが重要な鍵となってくる訳です。


倒れている人を見つけたら(応急手当の手順)
1.倒れた人の右肩の所へ膝をついて、左腕の肘をつき、左手の人差し指と親指の線を倒れている人の眉毛に沿ってあて、耳元で話しかける。最初は小さい声で段々声を大きくして3回声をかける。これは意識があるかどうかの確認です。

2.返事がなかったら具体的に人を指名して119番への連絡を頼む。(具体的にあなたと指名しないと野次馬は無責任です。)

3.意識を失っていたら、呼吸をしやすいようにそのままの姿勢で、右手の人差し指と中指を倒れている人のあごの先にあて、あごを引き上げ頭を後ろへそらせる。

4.3.の姿勢のまま自分の頬を倒れている人の口と鼻に近づけ3〜4秒の間、呼吸しているか調べる。そのままの姿勢でお腹をみて呼吸をしているか確認。手足を見渡して動きがあるかどうか
確認。以上を最初の3〜4秒を含め、約10秒位で声を出して確認すること。

5.呼吸をしてないことが確認出来たら、直ちに人工呼吸をする。
額においた左手の親指と人差し指で倒れた人の鼻をつまみ、息が漏れないようにして自分の口を大きく開けて息をゆっくりと2回吹き込む。

6.呼吸をしているかまたは咳をしているか、体を動かしているかどうかの循環のサインを10秒以内で調べる。
頬を近づけて息をしているか(3〜4秒)、お腹を見て息をしているか手足を動かしているかどうか(6〜7秒)。
ここで循環のサインがあれば2回の人工呼吸と循環のサインを調べる、これを繰り返す。(完全に意識が戻るか救急隊員が来るまで)

7.循環のサインがなかったら、次は心臓マッサージをする。心臓マッサージは自分の右手の人差し指と中指をそろえて中指が、倒れている人のみぞおちにあたるようにあて、人差し指の、倒れている人の頭よりの胸に、自分の左手の指を浮かせたままで、手首よりの手のひら部分をあて、右手の指を左手の指の間に入れてしっかりと組み、両手の肘を伸ばして真上から重ねた両手の手首に体重をかけて、15回声を出して数えて押す。

 後は5.の人工呼吸から6.の循環のサインの確認、7.の心臓マッサージまでを繰り返して救急隊員が来るか、意識が完全に戻るまでこれを繰り返す。

但し
小児:1才以上8才未満は圧迫位置は成人と同じで、片手で毎分100回のリズムで5回として上記を繰り返す。

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