2006年8月
 「原」は、自然環境に恵まれた住みよい町です。しかしながら、梅雨及び台風の季節になると、山沿いでは土砂災害に、合同用水沿いでは浸水被害の危険にさらされます。また岡山は地震の被害の少ない所と言われていますが、昨今では、150年周期で発生すると言われている南海地震の発生が危惧されています。
 
 そこで、昨年、原町内会に「原町内会防災部」を結成しました。
 
 また、防災部の結成に伴い、防災設備の充実を図るため、「財団法人自治総合センター」へ防災倉庫等の助成を申請したところ、助成が決定され、7月には防災用倉庫が整備をされ、8月6日にその防災倉庫の完成式を行いました。
 
 その完成式と併せて、原町内会初の防災訓練を行いました。

 「土嚢作り訓練」、起震車による「地震体験」、婦人部による「非常食アルファ化米の炊き出し」及び参加者の方々の試食、また牧石消防団の方々による「放水訓練」がそれぞれ並行して行われました。
 
 多くの方々が参加され原町内会の防災設備、防災グッズを確認出来たことや、地震体験等により防災対策、防災意識の向上に大いに有意義な訓練でした。

 当日は、北消防署御野出張所、牧石分団のみなさんに早朝より丁寧な指導をしていただきました。土嚢作り指導、放水訓練及び放水指導、テント等の設営、撤去、警備と大変お世話になりました。ありごとうございました。



 また、この度、整備されたこの防災倉庫と防災機材を、災害時に際しては、原町内会だけでなく、牧石学区全体及び隣町御野学区の防災拠点ともなるよう維持管理していくとともに、これら資機材を用いた防災訓練を実施し、災害に強い町づくりをめざしていきます。

 以上のような趣旨で牧石学区町内会、御野学区町内会へも防災訓練の参加をお願いしたところ、各学区の多くの町内会長さんにもご賛同ご出席をいただきました。



 防災部の立ち上げ・防災倉庫ならびに防災機器の整備にあたっては、岡山市防災対策課あげてのご指導ご支援をいただきました。誠にありがとうございました。心から御礼を申し上げます。



防災倉庫 防災倉庫内部
      完成した「原 防災倉庫」              防災倉庫の中は防災グッズ、
    機材でいっぱいです。

防災倉庫内部-2
発電機、ポンプ、投光機、重量物運搬車
等防災機材は充実しています。
また、防災グッズも5年間保存できる水、
アルファ化米、アルミ製軽量身体カバー等
一通り揃っています。
猛暑の中、たくさんの方が参加されました。
テントに入りきれない人、人、人。
熱中症になる人がいなくて一安心。

須々木防災部本部長開会宣言
向かって右から、小川信幸岡山市議会議員、波多洋治岡山県県会議員、廣田省吾牧石連合町内会長、田尻祐二岡山市議会議員、須々木原防災部本部長、坂本英喜岡山市防災対策課長、北消防署所長補佐、杉本北消防署御野出張所所長、岡山西警察署玉柏駐在所巡査上森さん
須々木防災部本部長の開会宣言で防災倉庫の完成式と防災訓練が始まりました。

波多洋治岡山県県会議員の挨拶 小川信幸岡山市議会議員の挨拶
波多洋治岡山県県会議員の挨拶です。

小川信幸岡山市議会議員の挨拶です。
田尻祐二岡山市議会議員の挨拶 廣田省吾牧石連合町内会長の挨拶
田尻祐二岡山市議会議員の挨拶です。

廣田省吾牧石連合町内会長の挨拶です。
坂本英喜岡山市防災対策課長挨拶 杉本北消防署御野出張所所長号令
坂本英喜岡山市防災対策課長の挨拶です。 杉本北消防署御野出張所所長の号令の下、防災訓練が開始されました。

牧石消防団 土嚢作り訓練
牧石消防団員の方33名勢ぞろいです。
やはり地元の消防団の人は頼りになると改めて感じさせられました。

消防団の方の指導により土嚢作り訓練を行いました。
放水訓練-1 放水訓練-2
消防団の方による放水訓練の開始です。

まずは、見本を! さすがに決まっています。
ちびっこ放水訓練 起振車
僕たちにもやらせて〜 ちびっ子も放水体験。 起震車(地震体験車)も準備されました。

地震車体験-1 地震車体験-2
地震体験前:まだ余裕のかまえかな?

震度7の体験:
大人もみんな机にしがみつき、僕のヘルメットはズレっぱなし、スリッパも脱げ、足も床につかないよ! あ〜怖かった。

婦人部炊き出し 婦人部アルファ化米試食準備完了
婦人部の方によるアルファ化米の炊き出し お湯もしくは水があればご飯が食べれる!!
スプーンもついていて水さえあればOKなんて、非常時には便利ですね。

アルファ化米 アルファ化米試食
アルファ化米:
お湯で20分、水で60分で出来上がり。
白米、山菜おこわ、五目御飯、赤飯があるそうです。

試食:これはなかなかいける!
坂本岡山市防災対策課長、田尻岡山市議会議員、須々木防災部副本部長のご飯談義?
須々木壽志防災部本部長閉会挨拶

最後に須々木壽志防災部本部長より、関係各位へのお礼がありました。
また、この防災倉庫と防災機材は災害時に際しては、単に原町内会だけではなく、牧石学区全体及び隣町御野学区の防災拠点ともなるよう維持管理をしていくという強い思いを述べられました。