おじゃまします・・・・   第14弾
<このページでは、原町内にお住まいの方を訪ねて、日頃の生き生きとした活動を紹介します>


   須々木 昭孔 さん              
   
  【仕事 趣味・・・・  道を究めた名人芸】の巻
         
 
 今回は、船山にお住まいの 須々木 昭孔さんをお訪ねしました。

須々木 昭孔さんは昭和12年3月16日生まれで今年71歳になられる素敵な小父さまです。

現在、93歳になられる優しいお母様の房子さんと、70歳を迎えられた素敵な奥様朝恵さんの3人家族で毎日元気に過ごされています。
家族仲が大変良く、一男・一女に恵まれ、お孫さんは3人、長男のご家族と同じ敷地内の別棟で暮らしておられます。

昭孔さんはお父さんが先の大戦で戦死されたため、幼い頃よりお母さんを助け家業の農業を人一倍頑張ってこられました。

永年、食糧会社に勤務する傍ら家業の農業に精出し、定年を迎えたのを期に家業にいそしむ毎日です。
生まれ持った凝り性から、努力につぐ努力、研究につぐ研究を重ねられ、米作り、野菜作り、果樹栽培など日々の暮らし全てが今や名人の域です。

とりわけ、果樹の栽培管理には目を見張るものがあります。
極めつけは、「剪定技術」 柿、桃、梨、梅、イチジク、キューイなどあらゆる作物が昭孔さんの手にかかればたちどころに姿を変え、正に芸術的な姿に変身します。

杯状仕立て 一文字仕立て 開心自然型 主幹形 変則主幹形 半円形 ほうき仕立て 棚仕立て 垣根仕立て パレット仕立てなど作物の特性と植栽場所に応じた定剪定技術は正に教本どおりの見事なものです。

こうした技術が評価され、今ではそこここから声がかかり、栽培管理技術の講師として大活躍の日々を送っておいでです。
また、岡山市の農業委員としても活躍されています。

名人芸の域は農業にとどまらず、趣味の川漁、海漁、カラオケなどいずれも今や名人芸と言っても過言ではありません。

「自然と親しみ 自然とともに生きる」「人間大好き」素晴らしい人生を送っておいでの須々木 昭孔さんに大いにあやかりたいものです。

 

自宅前の富有柿を背に 見事です 桃の芽つみ作業
 


棚仕立てのラフランス 開心自然型の桃

 
一文字仕立てのイチジク 見事です