おじゃまします・・・・   第11弾
<このページでは、原町内にお住まいの方を訪ねて、日頃の生き生きとした活動を紹介します>

  綾野 為次 さん
   
【児童たちの見守り】の巻


 
 今回は片山にお住まいの 綾野為次さんをお訪ねしました。

 綾野為次さんは大正13年7月8日、岡山市平井で誕生され、昭和28年から現在の地区にお住まいです。平成14年の県道拡張工事のため、同じ町内に転居され悠々自適の日々をお過ごしです。
 これまでに、中学校・高等学校の教職につかれ、岡山商大付属高等学校(旧吉備高等学校)を最後に平成6年、70歳で退職されました。

 広島市内で学生生活を過ごしておられた昭和20年8月6日午前8時10分のこと、突然ピカ!!ドン!! 細い道路に入ったほんの数メートルの場所で被爆され、家の下敷きになりながらも自力で這い上がったものの、目の前の建物は完全に押しつぶされた状況。やっとのことで一命を取り留められたそうです。 辛い苦しい被爆体験を持たれながら、何度か病気もされたそうですが、現在はとてもお元気です。この貴重な体験が世界平和への思いをより強く願われていることとお察ししました。

 趣味として無農薬野菜作りに精を出し、ドライブを楽しまれ関西にお住まいの息子さん家族の所までも車で行かれるそうです。
 パソコンも得意でメールしたり、デジカメで撮った写真を娘さんに送信されるほどの腕前です。

 82歳の現在、平成18年4月から牧石小学校の児童の見守りボランティアとして活動中です。
 当初は子どもたちとの間に不自然さを感じられたようですが、今はすっかり顔見知りになって声をかけ合える関係となられているそうです。
 下校時間に合わせ帰路に立つことを日課として、自分の心身の健康維持のために頑張っておられるそうです。
 暑い夏、寒い冬ただ「おかえり」の声かけだけでは気まずさを感じ、敏感な子どもたちの将来を傷つけないよう配慮しながら、見守り続けたいとおっしゃられています。

 地域の 〔 見守りじーじ 〕としてこれからもお元気で活躍していただきたいと思います。
 
「見守りじーじ」として子供たちの通学をやさしく見守る綾野さん