おじゃまします・・・・   第二弾
<このページでは、原町内にお住まいの方を訪ねて、日頃の生き生きとした活動を紹介します>

野上 光義 さん

醤油造り半世紀 の巻


野上しょうゆ

 今回は船山地区に お住まいの野上光義さんをお訪ねしました。
野上光義さんはお父様が須々木家より神戸に養子に行かれ、昭和3年1月2日に神戸で誕生されました。
 現在78歳で先年お子様たちに喜寿のお祝いをしてもらわれたそうです。
初代○ス醤油の創始者であるお祖父様が亡くなられ、お祖母様が続けておられました。
 野上さんのお父様も昭和10年神戸でお亡くなりになり、昭和15年お母様と共に帰郷されました。後継者がなくて、23歳で2代目として家業の○ス醤油を 継ぎ、55年余り守っておられます。
 醤油の香りの漂う作業所には、数々の大きな樽、80度位まで熱するという大きな釜が目に入ります。
 4年前に愛妻を亡くされ、現在はひとり住まいですが、醸造の過程では人手が必要なため市内在住の娘さん夫婦の手助けを受けながら、月に一升瓶にして 200本位は市内のそば屋より注文があり、週に3日は市中へ配達、他は近辺のお得意様からの注文に応じておられます。
 子育ての頃はPTAの役員を7年余りされ、毎年開催されるOB会に現在も出席されています。町内会の役員も10年位受けられて、地域のために貢献された 大先輩です。
本業の醤油造りはもちろん、宅急便の取り扱いもされ、とても元気に精出しておられます。
 若々しい笑顔でユーモアを交え楽しい語らいをありがとうございました。
私たちの食生活に欠かすことのできないおいしい醤油をこれからもお元気で造り続けてください。


訃報:
2010年2月10日にお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りします。