笠井・金山・原小唄

備前岡山     原の里 かさめの山の   笠寺は
東ゆたかに    旭川 寺のかわらか   堂屋敷
北に金山     笠井山 西谷山は     そのむかし
西や南は     城下町 今は磯尾の   法萬寺
コーチャエー   コチャエー コーチャエー   コチャエー

笠井山から    原見れば 竜燈はるか   笠井山
土手がとりもつ  いその町 遠く見ゆれど  まぼろしの
山と川との    そでがらみ 名ごりつたえし そのむかし
はるかかなたに 瀬戸の海 松のありしと   薬師堂
コーチャエー  コチャエー コーチャエー  コチャエー

金山口は     玉柏を 応神みかど   吉備の途路
笠井山へは   磯尾谷 遊りようされし  笠井山
磯尾片山     船山の かさめの山の  草木まで
笠井金山     たどる道 春のめぐみと   しるされし
コーチャエー   コチャエー コーチャエー   コチャエー

吉備の昔の    夢の里 山陽道の     いにしえは
山から山へ    五里歩きや 原を宿へと    時うつり
原のへり山    にぎりめし 三野の渡しも  牟佐渡し
山のかおりが   お茶がわり 原は本陣     宿はやど
コーチャエー   コチャエー コーチャエー   コチャエー

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