磯尾谷川のゲンジボタルについて

1966年磯尾谷川のほとりに居を構えた当時磯尾谷川は自然のままで川は蛇行し、 川床には石も多く、下流では洗濯したり顔を洗ったりするほど、水はきれいでした。

 10年程前からカワニナを谷川に撒きはじめ蛍は驚くほど増えました。  しかし、川の汚れは日増にひどく、家庭排水の流入で白濁が目立つ事さえあります。 なんとかしなければ・・・・・。
 年に何回か大掃除をするなど町内をあげて取り組んでほしいものです。 磯尾谷川にはゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類が生息しています。 ゲンジボタルが一番大きく光も明るいです。ゲンジボタルはきれいな水でなければ住む事 が出来ません。最近ゲンジボタルが少なくなったのは、水の汚れた証拠で大変残念です。ホタル日誌を開いて見ましょう。 ※ ホタルが光らなくなった8月ホタルのえさとなるカワニナを合同用水から大きなバケツ10杯以上も取ってきて磯尾谷川に撒きます ホタルの幼虫が1年間食べるカワニナは約30コ、したがってホタルが500匹ならカワニナは15.000コ必要です。

※ 水中の幼虫は4〜5月にかけて雨の夜、川岸を登り土の中にもぐりサナギになります。 さらに1ヶ月以上かけて成虫になります。

※ 成虫の寿命は約10日間で、その間露しか口にしません.光って飛ぶのはオス、メスは下草などにいてオスを待ちます。昼は木や草の裏で休んでいます。光る原因はいまでもナゾです。

◎ ホタルウオッチングのマナ−について ・ 不要なライトは消しましょう。 ・ 車では絶対来ないでください。 ・ 空き缶、タバコなどの投げ捨てをしないでください。

◎ むすび 一度壊されて自然は元には戻りません。このすばらしい豊かな環境をいつまでも守り続けて行かなければなりません。皆様のご協力をお願いします。

磯尾谷川のホタルを守る会  中元 厚