2010年7月
   岡山市   原 自然情報    
岡山県自然保護推進員  十川 巡一


合同用水の生きもの達

合同用水の水を約6年ぐらい前から冬でも、20〜30cmぐらいの深さで流しはじめたので川の水がとてもきれいになりました。色々な生き物もよみがえり自然が豊かになりました。

  合同用水の植物
 用水の御影石の石がけをいきなりコンクリートでふさがれたときは蛍もいなくなりどうなるかと思いましたが、川底にも砂が増え水草も種類が増えて見た目にもきれいです。よく見られるのはセキショウモですが、川掃除をした所にはありませんでした。水草は汚れた水を浄化してきれいにしてくれます。(祇園用水が良い例です)上流から見て用水の左側は下の方が石がけなのでまだ救われます。本当は右側が石がけの方が、もっと水がきれいになります。
フサモ 
先がフサフサしています
金魚藻とも言いますがとてもきれいな藻です

ササバモ
葉が笹の葉に似ているのでついた名前で、
流水域にはえる藻です

オオカナダモ
昔、実験用に輸入されたものなので
日本には雄株しかない

エビモ
 沼、池、湖、川など広範囲に見られる藻



  合同用水の生き物
 用水では色々なトンボを見ることが出来ます。コオニヤンマ、ホンサナエ、コシボソヤンマ、オナガサナエ、マユタテアカネ、ギンヤンマ、キイロサナエ、コシアキトンボ、ウスバキトンボなどが何処からともなく飛んできます。7月25日の合同用水美化大掃除の時にはハグロトンボ、コオニヤンマ、シオカラトンボの3種類しか見られませんでした。
 川の中にはコイ、ニゴイ、オイカワ、カワムツ、ギンブナ、カマツカ、ドンコ、ムギツク、ヒガイなどがいました。
コオニヤンマ

ハグロトンボ

コイ

ニシキゴイ

カワムツ
(ヤナギバエ オウダンバエネ ネコクワズ)

オイカワ
(シロハエ)

ギンブナ

ムギツク(クチボソ)

中央の2匹がスゴモロコ(ショロバエ)

ヒガイ

カマツカ(ロホ)

ニゴイ