2009年11月
   岡山市   原 自然情報    
岡山県自然保護推進員  十川 巡一


11月15日笠井山の紅葉が始まった時の景色です。11月31日は紅葉、真っ盛りでした。

下池の水干
 10月になってから池の水を抜き始めました。行ってみると大分少なくなっていましたが、一番底の栓はまだ抜いていませんでした。魚が泳いでいるのがよく見え、若い人が二人来て、ルアーで魚釣りをしていましたが、ルアーに掛かるのですがなかなか釣れません。その日は「大きいのを釣られーよー」と、言って帰りました。一番下の栓も抜いたと聞いたので、17日に行ってみました。原の子供達が釣りをしていました。「何か釣れた?」と聞くと「フナが釣れた」と言ったので見ると20cmほどの大きさでした。子供達はその後すぐに帰ってしまったので、池の写真を撮り、下を見ると泥の上に色々の生き物の足跡がついていました。また、池の周りを見ると色んな木の実がありました。普段見られない場所ですが、水が少なくなったので見ることができたので、紹介します。
上から見た下池の様子

池の上からのぞいてみると何やらあちこちに足跡が

カメの足跡 アオサギの足跡
シラサギの足跡 セキレイの足跡
イノシシの足跡

イノシシが歩き回って
ヒシの実を食べたと思われる

ヌタ場というのはイノシシが体にくっついたダニや草の実などを取るために泥の中でころげまわる場所であると思われ、そのあと林に入り体を木にこすりつけて泥や取れなかったダニなどを落としているように思われる。

イノシシのヌタ場

池の中から見た池の水の様子

背びれを出して泳いでいますがコイやフナが多くブラックバスが少なくなっているように思えます


 池の周りの植物
たくさんのノイバラの実とエビヅル

エビヅルの実
野生のブドウで甘酸っぱく美味しい


ノイバラの実スッパイし食べないほうが良い

アオツヅラフジきれいだが食べられない

ノブドウ 食べられない


ノブドウ青、白、赤、紫など
色々な色の実をつける


         イボタノキの実 
イボタロウムシが寄生するのでついた名、虫が分泌したロウを家具のつや出しに使う

カラスウリ 赤い実がきれい


白花オオイヌタデなぜか原には他にも白花が多い

オナモミ 子供の頃友達の服に投げて遊んだ

ヤマイモの実やはり子供の頃鼻につけて遊んだ

ヤマイモの実やはり子供の頃鼻につけて遊んだ


   荒らし回ったイノシシの跡

 イノシシが池の周りを掘りまくり、土手を崩したり、谷川の石垣を壊した跡もありました。組んだ石をどのようにして崩したのか?荒らし回っていました。
池の土手に穴掘り

石垣の石を抜き取った

石垣を壊した

土手を崩した

池の土手に穴掘り

池の土手を崩したり穴を掘ったり

荒らされた谷川を上から見た所