2008年1月
   岡山市   原 自然情報    
岡山県自然保護推進員  十川 巡一


 冬の田んぼの周りの植物

 田んぼのあぜや周りの植物を見てまわり、木の実や野草の果実などを探してみました。約3時間ほど歩き回るとけっこう色んな植物に出会えました。ひとつわからない植物がありました。どうもアザミの仲間のような気がしました。花が咲くころにまた、見に行こうと思っています。今から楽しみです。
 アオツヅラフジの果実
イタドリの種子
赤色が抜け始めたカラスウリの果実
コマツナギの種子
青色がきれいなジャノヒゲの果実
   (リュウノヒゲ)
ナワシログミの実がついたつぼみ 
   (ナワシログイビ)
ネズミモチの果実
ヒサカキ(シャシャキ)の果実
今にもはじけそうなフジの種子 ヘクソカズラの果実
ヤマノイモの種子むかごもついていました


 区別のつきにくい木

 里山にある樹木の中にとてもまちがいやすい木があります。シロダモとヤブニッケイです。どちらもクスノキ科の植物で、シロダモはシロダモ属、ヤブニッケイはクスノキ属です。シロダモは葉の裏が白くヤブニッケイは緑色です。どちらかなと思ったら葉の裏を見れば区別がつきます。
シロダモの葉を一枚裏返しています
白いのが葉の裏です
ヤブニッケイも葉を一枚裏返しています
中央の下に垂れ下がっているのが
葉の裏です


 越冬する生き物

 最初は越冬するトンボ(ホソミオツネントンボ)を探してみましたが、2時間探しても見つかりませんでした。何処にいるのかさっぱりわからないのでとうとうあきらめました。しかし、他の生き物が見られました。幼虫で越冬するものや、サナギで越冬するものさまざまです。
クモの仲間の卵の袋です中には
たくさんの卵が入っています
サナギで越冬するジャコウアゲハ
スズメガの仲間です落葉をはぐると
無造作に土の上に転がっています
サナギになりきれず幼虫のままでした
もっと小さいのもいました
モンシロチョウの幼虫
田んぼの石垣の枯れた葉の裏に
てんとうむしがしがみついて越冬していました
カマキリの卵です 卵で越冬します
ミノムシです
 モンシロチョウと比べると温かそうですね
左下の円の中のような小さいのもいます
たくさんぶら下がっていました


 大池に来たかもの仲間

 船山で景色を撮った帰りに、船山の大池によってみるとかもが、いました。遠くてよく写せませんが思わずパチリ。頭が緑色のマガモと頭の後に線があるカルガモ、鳥のことはあまりわかりませんがコガモだろうと思います。奥のほうに16羽いました。全部で23羽ほどいました。
中央から右にマガモが3羽、左に2羽並
んでいるのがカルガモだろうと思います。
7羽ほど固まっていましたが
この左右にも泳いでいました