2007年4月パート2
   岡山市   原 自然情報    
岡山県自然保護推進員  十川 巡一


 トンボの羽化

 早いヤゴは4月8日頃から羽化を始めました。一番早い羽化はサナエトンボの仲間でオグマサナエです。 1週間ほど遅れてフタスジサナエやヤマサナエ、エゾトンボ科のトラフトンボが次々と羽化を始めます。
 21日旭川で北公民館の観察会がありました。トンボが羽化するところを見せてあげたいと思い4月に観 察会を行ないました。タベサナエの羽化を見ることが出来ました。モノサシトンボも羽化していました。

   タベサナエの羽化です
   まだ羽根が伸び切っていません
    尾もまだ伸び切っていません
    もう少しで羽根が伸び切ります

   羽根も尾も伸びました       尾の先から余分な水をピユッと
   飛ばし身を軽くします

    しばらくして羽を開きました    羽根が乾くと羽ばたきをして
   飛ぶ準備を始めました

   無事に飛び立ちました後には
   羽化殻がポツンと!

   モノサシトンボの羽化雌です
   
 旭川の岸辺で見られた生き物

 他にも色々な生き物が観察出来ました。コフキトンボのヤゴ、コシボソヤンマのヤゴ、イトトンボのヤゴ、テントウムシの仲間やジャコウアゲハ、ツマキチョウ、ベニシジミ、ヒメウラナミジャノメ、キリギリスの幼生などを見ることが出来ました。

    カメノコテントウ

    キイロテントウ
    珍しいツマキチョウの雌です
    雄は羽の先が黄色なので区別が
    つきます




 8日、15日、22日の日曜日は自然保護センターに行っていたので見ることが出来ませんでしたが、原の谷川にはヤマサナエがいます。またオグマサナエやフタスジサナエが生息しています。
   トラフトンボの羽化
   (イナバウアー)15日(日)

   トラフトンボの羽化殻
    トラフトンボの羽化(雨の中で)
   ヤマサナエの羽化(雨の中で)
    21日(日)

   ヨツボシトンボの羽化