2007年2月
   岡山市     原 自然情報    
岡山県自然保護推進員  十川 巡一


 冬でも見る事の出来るキノコ

 キノコといえば秋のものだと思われがちですが、キノコは一年中見ることが出来るのです。冬のキノコの代表的なものは1月下旬から2月中旬に収穫できるエノキタケです。12月上旬から1月上旬にかけてはムキタケというのがあります。他にも色々見つけたので紹介します。

    野生のエノキタケです
    色が濃いでしょう
    お店 で売っているのとは違うでしょ

    ヒラタケです 
    ヒラタケは初夏 晩秋 冬などに
    見られます
キクラゲ アラゲキクラゲ
 この仲間は雨が降るとはえてくるので5月頃から11月頃まで収穫できます。冬に見られるのは乾燥していたものが雨にぬれて、もとに戻ったものです。アラゲキクラゲはお店に売っているのと同じキクラゲで、上に白い毛が生えているので区別が出来ます。味は左のキクラゲの方がおいしいです。
 ヒラタケも晩秋に開き、乾いていたのが雨に濡れてもとの形に戻ったように思えました。

  コガネニカワタケ

 スエヒロタケ
  カワラタケ

カイガラタケ 
 これらのキノコは森や林にはなくてはならない存在です。なぜなら枯れ木に寄生して分解して最後には粉々にします。
 また、他のキノコも枯れ葉をきれいに分解してしまい土にもどします。山の中でとても大切な役割をしています。
 人間にとっても、とてもおいしい食材です。しかし毒キノコも沢山あるので、キノコのことを良く知っている人に教えてもらわないと危険ですからよく気をつけて下さい。