2005 年10月 中元 厚

俳句から見た町内の花

アシ(葦、ヨシ)
 春は「アシに角」があり、夏に「青アシ」冬には「枯れアシ」単にアシをもって 冬とする。
 イネ科の多年草。世界で最も分布の広い植物で地下に根茎を走らせ大群落を作る。高さ約2mで、秋に多数の細かい帯紫色の小花からなる穂を出す。茎で、す だれを作る。
 昔は、アシは悪しに通じるところからヨシとも呼ぶ。

トクサ(木賊、砥草)
 枝もなにもない節を持った管状の茎が群生して突っ立っている。この茎は研ぐこ とも出来るのでといしぐさともいう。
 トクサ科の常緑シダ植物で茎にケイ酸を含み堅いので物をとぐのに使う。

ヤブジラミ(草ジラミ、ノニンジン)
 セリ科の越冬草で、夏に白色の小五弁花をつけ、果実は刺毛があるので他の物に 付着しやすい。
 果実を乾かしたものをジャショウシといい消災・強壮剤などに使う。

ジュズダマジュズダマバラバラ