2005年6月
   岡山市   原 自然情報       
岡山県自然保護推進員  十川 巡一

磯尾の里山風景 6月上旬〜中旬
磯尾の里山風景 6月上旬〜中旬です。そろそろ田んぼも田植えが始まりました。水が入るとトノサマガエルやツ チガエル、アマガエルなど色々なカエルがやって来て、卵を産みます。


旭川のトンボと家のまわり
 岡山市の旭川、中原橋の上流部で6月11日土曜日に北公民館の講座としてトンボの観察会を行なわれ ました。朝起きてみると雨がザアザアと降っていました。しかし今まで自分の行なったトンボ観察会でいくら雨が降っていても10時になると不思議なことに、 必ずと言ってよいほど雨がやみました。9時頃北公民館から、「雨が降っているのでどうしますか?」と問い合わせがあり、中止にして10時ごろ雨がやむと後 悔しそうなので、「雨が降ってもやりましょう」と答え、すぐ公民館に行き9時30分に雨の中旭川に向けて出発しました。旭川について車を降りると、傘がい らない程度の小降りになり、10時にはピタリとやヤゴ羽化殻みました。「やはり自然が味方してくれ ているのだなあ」と痛感しました。 最初は22人の参加申し込みがあり、牧石学区から二家族三野学区から三家族参加し、とて も楽しい観察会になりました。見つけたものは、たくさんのウチワヤンマのヤゴ羽化殻、コヤマトンボ、オナガサナエ、コフキトンボ、オジロサナエ?などの羽 化殻が見つかりました。



旭川で見つかったウチワヤンマなどの羽化殻
 
 トンボはシオカラトンボ、オオシオカラトンボ、コフキトンボ、、クロイト トンボ、アオモンイトトンボ、羽化して間がない、やっと飛べるようになったリスアカネ(アカトンボの仲間)でした。
 川の中ではアメンボウ、コバントビケラのぬけがら、フナ、メダカ、オイカワ、カワムツ、ドブガイ、ササノハガイ、マシジミ、カワニナ、スクミリンゴガ イ、ヒメタニシ、まわりの生き物は、モンシロチョウ、鳥は、オオヨシキリ、ウグイス、アオサギ、シラサギでした。 
 家のまわりでは、アオサナエ、キイロサナエ、コヤマトンボ、オナガサナエ、コオニヤンマ、などでした。
 家の近くに休耕田を利用して池や湿原をこしらえています。そこではクロスジギンヤンマ、コオニヤンマ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ハラビロト ンボ、ショウジョウトンボ、アオモンイトトンボ、クロイトトンボを見ることが出来ました。

クロスジギンヤンマ
クロスジギンヤンマ
クロスジギンヤンマの顔
シオカラトンボの交尾
クロスジギンヤンマの顔 シオカラトンボの交尾


 
我が家 の庭の訪問者

ツノゼミの仲間
ツノゼミの仲間、ミミズク
 ふと椿の葉を見ると何とそこには可愛いミミズクがいるではありませんか! 何年ぶりかに見た可愛い姿に、すぐカメラを持ってきて姿をとらえました。
 半翅目ツノゼミ科のツノゼミ(角のあるセミという意味) し かしツノゼミは体長6mmぐらいでツノがかぎ状で鋭くとがっている。このミミズク は約1.5cmはあった。今まで、ツノのようにも見えツノゼミの仲間かと思っていた。
 熱帯地方にかなりの種類がいるそうだが日本にはこのほかにコ ミミズクとヒラタミミズクと2種いるそうだ姿が小さいのでなかなか見つけようと思っ。ても見つかりません。