「原の自然情報」  2004年5月


岡山県自然保護推進員  十川 巡一

ニシカワトンボ 
 四月下旬になると羽化を始め、美しい姿を見せてく れます。
 翅の色も透明なのから薄茶色、濃い茶色と色々有り、主に雌が透明な翅をしています。
 山あいの谷川や小さな流れに棲息し行動範囲もそんなに広くありません羽化したその谷の廻りで一生を過ごし七月下旬にはその姿も見られなくなります。
 ニシカワトンボに混じってオオカワトンボも見ることが出来ます。

ニシカワトンボ(オス)翅透明型 ニシカワトンボ(オス)翅中間型
ニシカワトンボ(オス)翅透明型

ニシカワトンボ(オス)翅中間型
ニシカワトンボ(オス)翅濃型 オオカワトンボ(オス)
ニシカワトンボ(オス)翅濃型

オオカワトンボ(オス)
ツマキチョウ タツナミソウ
ツマキチョウ タツナミソウ
同じころに見ることの出来るかわいいチヨウで前翅の先がとがり黄色をしています。寿命は短く約一月しか見れません。 廻りにはかわいいタツナミソウの花が咲いています。名前の由来は浮世絵に描かれてある波に似ているからです。