ガーデニング 【ボタン

原 尾花 記
花の王様 ”ボタン”についてのガーデニングのページです。

ボタンの原産地は中国西北部、千年以上も前に薬用として渡来、園芸品種の改良が行われました。今ではサクラと並び我が国を代表する花となっています。

★ ボタン栽培のポイント

適した場所
  日当たり、排水、風通しのよい肥沃土が適しています。
  夏の西日、冬の強い寒風が避けられる場所を好みます。

植え付け時期
  植え付けは9月中旬〜11月上旬

植え方のコツ
  大きめの穴を掘り、乾燥牛糞などをよく混ぜ20センチ程度埋め戻します。
  深植えは禁物です、高めに植え付け、接ぎ目が4〜5センチ埋まるよう整地し
  タップリ水やりします。

手入れ
手入れ内容
4月
○蕾みふくらみ、花びらが見え出したら支柱を立てる。
○不要な芽は「芽かき」する。
○病虫害が発生しやすくなり予防が必要。ダイセン500倍液。
  ベンレート1500〜2000倍液を週に一回葉の裏へ散布。
○強い陽射しや風雨に弱いので覆いをすると良い。

5月
○花が終わったら、花の下で切る。そのままにすると病気の原因となる。
  支柱を取り除き、1株あたり1握り程度の化成肥料をお礼肥として施肥。

◎病害虫の予防
 ダイセン水和剤500倍、ベンレート水和剤1500〜2000倍などを葉の裏へ噴霧する。

6月 ○「脇芽かき」葉の付け根に芽が出ているので新梢の基部2〜3芽を残し上部の芽を取ります。
 梅雨時には排水に気をつけましょう。病害虫予防は4,5月と同じです。

7月
8月

○西日を防ぎます。乾燥が激しいときは朝または夕方十分潅水する。

9月
○中旬以降になれば日除けはいりません。
  週一回十分に潅水します。
○下旬には、5月と同じ様に化成肥料を施します。

10月
○葉が枯れてきます。せん定は6月の「芽かき」で残した目の上で切ります。
○鉢植えの苗を植えつける適期です。
○ボタン栽培のポイントを参考に適所に植えつけましょう。

11月
12月

○根が発育する時期です.特に今秋植えた苗は凍結に備え敷き藁など早めにしましょう。
○寒肥は骨紛、油粕を株の周りに施す。
○せん定がまだの方はお急ぎください。

1月
○鉢植えの場合1週間に1度程度潅水する。
  露地植えの場合特に雨の少ないとき以外、潅水の必要はありません。
○乾燥を防ぐため敷き藁などマルチングしましょう。

2月
○カイガラムシなどの病虫害防除のため石灰硫黄合剤10倍液を散布。
○下旬に、芽だし肥として化成肥料を一株ひと握り程度施し浅くすきこむ。

3月
○日光や風通しを良くするため「芽かき」をする。
  特に株もとの小さな葉芽など「芽かき」が大切。
○乾燥するときは十分潅水する。