ガーデニング 【バラ】 | |
花の女王 ”バラ”についてのガーデニングのページです。 |
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原 尾花 記 |
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花の女王は何と言ってもバラ、美しいバラの仲間は世界に100種類の野生種があります。日本には10種類程原種があります。 花の美しさから園芸品種も沢山作り出され、オールドローズ、モダンローズ、また、大輪、房咲き、四季咲き、つるバラなどその品種は数限りなくあります。植える場所や好みなどよく考えて品種を選びましょう。 |
★バラ栽培のポイント ☆適した場所 : 日当たり、排水、風通しの良い肥沃土が適し日陰では良い花は咲きません。 ☆植え付け時期: 植え付き時期は休眠期の11月下旬〜3月上旬です。 ☆植え方のコツ: 大きめの穴を掘り乾燥牛糞などを良く混ぜ埋め戻します。 細い枝、戻り枝など不要な枝を切り捨て接ぎ目が地表に出るよう高植えします。 接ぎ目に巻いてあるビニールテープは必ず取り除く。 |
★ 手入れ |
月 | 手入れ内容 |
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4月 |
◎病害虫の予防 マラソン・ディプテレックス・スミチオン 1000〜1500倍 ◎黒点病、ウドンコ病の予防を早めにする ○黒点病 マンネブダイセン 500〜700倍 サプロール乳剤 1000〜1500倍 ダコニ−ル水和剤 1000〜1500倍 ○ウドン粉病 ベンレート 2000〜3000倍 トップジンM 1500〜2000倍 ラネシン 1000〜1500倍 などを葉の裏へ噴霧する。 ◎追肥はリンサン、カリを多くし即効性のものを |
5月 | ○1番花が咲きます。花の咲き柄処理を早めにします。 四季咲きのバラは、花の咲いた枝は3分の1から半分くらいに外芽の部分で切り詰めます。 やがて新芽が出て45日〜50日経つと2番花が咲きます。 この繰り返しで晩秋まで咲き続けてくれます。病害虫予防は4月と同じです。 |
6月 |
○「シュート」の処理 株元から元気の良いシュートが伸びてきます。ツルバラはそのまま伸ばします。大、中輪系は来年 からの主幹となりますので、40cmくらい伸ばし、先端から5cm程度を手でピンチし(ちぎり) 脇芽を出させます。 ○「花の咲きがら」の処理 花の咲きがらをそのままにしておくと、良い枝が伸びず良い花も咲きません。 花が終わったら5枚葉3〜5枚残し切り詰めます。きったところから新芽が出て、 約45日で2度目の花が咲きます。 2番花が終わったら同じことの繰り返しで3番花を待ちます。 病害虫の予防を必ずしましょう。 美しい秋バラを楽しみに、週に一度を目安に丹念に予防しましょう。 |
7月 | ○黒点病、ウドン粉病、アブラムシ、カミキリムシなど病害虫の多発しやすい時期です、 美しい秋バラを楽しみに丹念に予防を実施しましょう。 追肥は化成肥料を施します。 |
8月 | ○水やりの励行 ○せん定前、秋の花に備え肥料 ○台風に備えて支柱の準備 ○夏期せん定、25日頃から始めて9月5日頃までに行う。 ○黒点病、ウドン粉病のほかハダニが発生しやすいので薬剤散布を行う。 ○夏せん定 夏のせん定は浅く切ることが大切。冬のせん定のように深く切り込むと、多数の葉を失い株を弱らせる。 手順は、細くて弱い枝や病気の枝、枯れこみ枝などを整理し、残した良い枝を今年伸びた2番目か3番目 の枝の充実した芽を付けた葉の上で切る。 |
9月 |
○夏期せん定は5日頃までに終える。 ○芽の伸長にあわせ追肥、みずやりを行う。 ○病害虫が発生しやすい時期です、特に台風前後は必ず薬剤散布が必要。 |
10月 | ○薬剤散布は9月と同様に行う。 ○追肥は化成肥料を施す。 ○花の咲きがら処理を行う。 10月下旬から2月にかけてバラ苗植え付けの適期です。 バラ栽培のポイントを参考に適所に植えつけましょう。 |
11月 | ○花がら処理 ○黒点病、ウドンコ病の予防 ○落ち葉の処理 |
12月 | ○ツルバラの整技、誘引 ○移植、鉢植えの培えなど ○下旬に石灰硫黄合剤8〜10倍液を散布。 ○肥料、追肥、油粕、骨粉など適宜。カリ分を忘れずに。 |
1月 | ○黒点病、ウドンコ病、カイガラムシなど病害虫防除のため上旬に 石灰硫黄合成10倍液を散布。 ○鉢植えの場合は土を入れ替える。 |
2月 | ○中、下旬に「冬せん定」する。木の形を整え古い枝を若返らせ、美しく咲かせる為行う。 約半分の高さを目途に、枯れ枝、細い枝、老化した枝を切り、太く健康な枝だけを残す。 ○枝の外芽の上5ミリのところを芽のある方を高くし斜め切る。 ○追肥は化学肥料を全面散布し軽くすきこむ。 |
3月 | ○芽の伸長にあわせ黒点病、ウドンコ病の予防とアブラムシなどの駆除のため適宜薬剤散布する。 |