牧石スポーツ少年団−善行少年(団体の部)として表彰

【牧スポ】の愛称で親しまれている牧石スポーツ少年団ソフトボール部が、長年の活動を認められ、岡山西警察署長から善行少年(団体の部)として表彰されました。部長の須々木修一さんにお話をうかがいました。

 その結成は昭和44年と古く、卒団生は800名近くになり、中には甲子園出場者もいます。普段の活動は毎週土曜日の午後と日曜日・祝日の午前中、旭川河川敷きにある中国デザイン専門学校のグラウンドで練習に取り組んでいます。試合は、岡山県大会・中四国大会・岡山市大会・各地域のソフトボールクラブとの交歓大会など年間70試合以上におよびます。Aチーム(高学年)はほぼ毎週日曜日には試合に臨んでいます。昭和53年秋には岡山県大会で優勝という輝かしい成績を残しました。対外試合のほか、夏季キャンプ・親睦会・クリスマス会・グランドでの焼肉パーティーなどがありチームワークの強化も図っています。
昭和53年 岡山県大会優勝
おめでとう!
牧石招待試合後のパーティ
みんな楽しそうです
 
 現在団員は少子化のため
20人と少ないですが、過去には100名も在団していたこともあります。指導者は大学生から70歳位までと幅広く、現在は団員よりも多い22名でバックアップしています。

 牧スポの長い歴史の中ではいろいろな出来事がありました。特に印象的だったのは平成1010月中国地方を襲った台風10号による浸水被害をうけたことです。旭川ダムの放水量は2,500トンとなり、グラウンドは一部がえぐりとられたように流され、バックネットや道具を保管していた部室、簡易トイレまでも流失しました。グラウンドでの活動はできなくなり、牧石小学校の校庭を借用して練習を続けざるをえませんでした。このような状況の中、団員だけでなく、OBや地域の皆様の善意により半年をかけてほぼ復旧し、以前のようにグラウンドでの活動ができるようになりました。多くの人々の思いに支えられているということを実感した出来事でした。

 夏の暑い日もまた北風の吹く寒い日も、大きな声をあげてボールを追いかける子どもたちの姿は、とても輝いています。