避難訓練行われる

投稿日:2025年3月11日

3月9日(日)連合自主防災会(近藤会長)主催の避難訓練が操南公民館で開催されました。今回は座学、非常食試食を内容とする防災イベントで会場いっぱいの参加がありました。操南中学校からのボランティア(10名)が受付、非常食調理(栄養改善協議会の方々と)・配食に携わってくれました。参加人員89名(操陽10、三蟠36、沖田20、中学生10、栄養改善協議会13)

近藤会長は今後10年間で80%の確率で発災すると言われる南海トラフ地震に備えるため阪神淡路大地震を体験された講師の中野様のお話を聴いて頂きたいと挨拶されました。

岡山市消防局 中野 亮 消防指令から講話、「自分は高校3年生の時西宮で被災しました。阪神淡路大震災の被災者としての私の体験を参加者の方がどこまで自分事として捉えて頂けるか?一番の関心事です。発災時ドンと1m位突き落とされた感覚、その後激しい横揺れが続きました。その後も余震は続き船酔いに近い状態を強いられました。近くの小学校へ避難しましたが当日はおにぎり1個の配食だけでした。」 次々と話される体験の中から被災後困ったこととその対策をまとめると概略次の4点に絞られます。①トイレ、空腹は我慢できるがトイレは限界、流せる状況なら水の確保、そうでなければ簡易トイレの準備 ②冷たい食事、カセットコンロは助かる ③避難所の厳しい環境、ギュウギュウずめで顔見知りがいない、平素の交流ふれあいを大切に(死者6400人中900人が災害関連死) ④発災時を想定し3日~1週間分の水・食料をローリングストックで確保しておく。又寒さ対策・暑熱対策も準備する。

続いて危機管理室山下様からハザードマップの説明がありました。南海トラフ巨大地震発生時の津波・地震被害・液状化について最新のマップが配布され地震発生時の危険度が理解できました。又岡山市防災マニュアルで情報の入手、災害への備え等について学びました。

講演最後は危機管理室 井上様から共助についてお話がありました。発災時避難救護に最も力を発揮するのは共助即ち避難誘導の声掛け、真備の洪水災害時声掛け誘導を実施した町内では死者0という実績がある。自主防災組織の組織率も当時と比べ上がっている(平成30年69.3%→令和5年94.3%)。訓練の継続で実効ある組織へと育てていかなければならない。助成措置も講じているので活用をお願いしたいとのことです。

当日ロビーに操南witnより非常持ち出し品、簡易トイレが展示されました。

座学終了後非常食の試食がありました。炊き込みご飯と豚汁(野菜は近藤会長他農家の方からの差し入れ)を食べ、こんな温かい食事が避難所で頂けるかと想像を巡らせながらの喫食でした。

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