12月6日(金)操南中学校で避難訓練
投稿日:2024年12月8日
南海トラフ地震、津波を想定した避難訓練により、迅速で安全な避難を考え実行できることを目指して訓練が実施されました。旭操・操南学区から7名、岡山大3名、その他4名の参加者が訓練視察を行いました。1年生のクラスに分かれて入り生徒の地震発生時の避難(一次避難)、津波情報(津波高さ2.6m未満)が入ってからの2次避難、さらなる津波情報(津波高さ3m,到達は2時間後)を受けての避難(三次避難)について教室内でグループワークが実施される様子等を視察しました。
操南連合自主防災近藤会長からリモートで講評を伝える
地震発生時の教室内での避難行動は迅速的確であったこと、教室以外の様々な場面を想定した避難のあり方を考えておくこと、必ず発生する地震への備えを怠らないようにとの講評が伝えられました。津波対応を考える上ではハザードマップの見方、リアルに眼前に広がる景色にハザードマップをオーバーラップさせられるようマップを読み込んでもらいたいと旭操セーフティーズ檜垣会長から要望がありました。又香川大学の磯内先生から事前に送られてきた動画で防災に関わる留意事項について説明がありました。
磯打先生から「防災対策の難点を克服しよう」
防災対策の難しい点は①不足する資源 人・物・金の不足を補うために若い人の力はかけがえのないもの ②正解のない防災対策 様々な発災時の状況を想定し避難訓練を継続することの重要性について説明があった。
避難訓練視察後1年生対象の「減災ミーティング2024 SONAN」を参観しました。1年生は総合学習の一環として減災学習プログラムを推進している。能登半島地震、西日本豪雨災害、東日本大地震、阪神淡路大震災の現地・現場・当事者との繋がりを通じて学んできたことを地域の減災に生かすため自ら考え行動できる能力を身につける、そのために「操南中防災運動会」を企画、実施する。実行委員会ノメンバーから各種目の説明がありました。
発災時必要と考えられる行動を競技化し得点を競うもので全員が夢中になって取り組める。競技化に至った理由の説明も明確でイベントを通じて防災意識の定着が図れるものと期待されます。参観を終えて操南with 成田様から「中学生の皆さんの取り組みを力ずよく感じています。私たちと一緒に防災に取り組んでまいりましょう」との感想が寄せられました。
成田様から激励と感謝
最後に岡山大学氏原先生から防災活動の指針となる3項目が提案されました。①各自が生活する場に潜在する災害リスクを知る。学校、家庭、外出先etcでどんな災害を想定するか?発災後どんなリスクが考えられるか? ②減災対策は自分の頭で考える、実行可能な対策は一つではない。 ③今日の体験を家族に話して欲しい。家族が誰一人として取り残されないよう意識・行動を高めてもらいたい。防災意識の広がりを目指しましょう。
岡大 氏原先生から激励を受ける
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