個別避難計画作成 上藤崎町内会の取り組み
投稿日:2022年3月28日
モデル町内会に選定され昨年作成を終えられていますが個別避難計画作成への取り組みは令和1年度から始動されています。当時対象者は8名、担当の民生委員が分からず町内に個別避難計画作成の実績もなく見ず知らずの方に個人情報を聞くことに戸惑いを感じられていました。作成方法について危機管理室に教えを請い何回も訪問することで段々と話して頂けるようになったとの事です。対象者に個別避難計画書を提示し情報提供を求められるようになり必要な情報がより具体的かつ的確に聞き取れるようになりました。只時間の経過と共に対象者の方の状況は変化してゆきます。町内に在住される限りフォローが必要となります。
令和3年4月からモデル事業開始。要支援者の体調や症状によって避難先を変えなくてはならないことに気ずかされました。要支援者が関わるケアーマネジャー・デイサービス相談員・学校関係者等とも確認を取り、ハザードマップに示される災害に対処可能な避難場所の選定を行いました。その避難場所を要支援者に受け入れて頂き聞き取りに入りました。聞き取り用チェックリストを活用し具体的な避難行動計画を作っていきました。
個別避難計画は要支援者と支援者が相互の立場を理解・了承しなければなりません。要支援者・家族、支援者全員、町内会役員、危機管理室室員が集まり打ち合わせ・調整会議を行いました。打ち合わせ用チェックリストも作成し確認漏れを防いできました。避難行動に関わる人と人との繋がりが防災減災に繋がります。
実際にやってみない事には同意署名できないといった意見もありました。操南中学校からボランティアを募り、要支援者には危機管理室から1名帯同して頂き多くの参加者を得て避難訓練を実施しました。班ごとに集まって避難場所(小学校、中学校)へ避難後、中学校に集合、全員で訓練の振り返りを行いました。 (4月10日~公民館で展示)実際の避難行動で新たな発見があり要支援者の方の理解も深まりました。計画書は作成・改編をタイミング良く実施してゆくことが必須です。その為にも人と人の交流・絆が生む要支援者情報を迅速に避難計画に落とし込み町内から一人の逃げ遅れも出さない体制ずくりを進めてゆきたいと思います。最後に避難先決定の為に作成した「マイ避難先フローチャート(水害編)」を提示させて頂きます。迷いのない迅速な避難行動への一助として活用されますよう。
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カテゴリー:自主防災会