沖新田一座の発足、そして今!

投稿日:2020年3月13日

今年1月18日の上南中学校での公演は山陽新聞紙上でも大きな反響を呼び沖新田に住む人に誇りと愛着を持たせてくれました。沖新田干拓に至る背景・干拓工事の困難さ・やっと出来た干拓地を目指す移住者の希望・打ちのめされる夢・困窮を極める移住者の生活・艱難辛苦の上に見えてきた明日への期待・・・が上南中学校生徒・先生他地域の方々も出演される中で熱っぽく演じられました。今回の公演を演出された佐藤真一さん、座長の箕輪利一さんから沖新田一座の発足そして今を語っていただきました。一座の発足には箕輪さんが操南小学校6年生の時の発表会で演じた「操南今昔物語」が大きく関わっていました。担任の赤枝先生が書き下ろされた脚本はセピア色に変色していましたが箕輪さんの手元で大切に保管されていました。昭和36年(1961年)に演じられた後は箕輪さんも卒業、その後演じられる事もなかったといいます。高校を卒業後地域に残り仕事の傍ら地域の体協活動等に参画され人脈を築かれたといいます。そんな中で第12回を迎えたふれあい祭り演目として「操南今昔物語」をべースに演劇をやってくれないかとの打診があったのです。箕輪さんの心に火が点き「沖新田物語」が誕生しました。時を同じくして佐藤さんとの出会いがありました。操南小・中学校の後輩で舞台演出の業務に従事されていましたが、一身上の都合でUターンが必要となっておられました。お二人の出会い、築かれた人脈が沖新田物語へとつながりました。初演のふれあい祭りでのご苦労を乗り越え、学校・社寺・福祉団体等へのと公演活動が広がっています。箕輪さんの郷土愛を育まれた赤枝 功先生の熱意とそれに感じ入り応えてこられた箕輪さんの活躍に期待が広がりました。

カテゴリー:地域行事

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