沖新田物語事後談
投稿日:2020年1月31日
1月18日上南中学校で沖新田一座により演じられた沖新田物語は大変好評であったとの事です。先日沖新田一座の佐藤真一様(藤崎在住)の許に上南中学校生徒の感想が寄せられました。1~3年生から寄せられた130件の感想の中から主だった内容をお知らせします。設問は3項目設定されており項目ごとの主要な感想を記します。
1.自分たちが生活している土地(沖新田)はどのようにして(どのような思いで)開拓されたのだろうか?
*大変な苦労と時間をかけてこの土地を作ってくれたことに感謝する気持ちがわいてきた。
*キタという女性が進んで人柱に立ち皆で力を合わせこの地が出来たことを知り感動した。沖田神社に池田光政公が約束したように「キタ」が祀られている事も初めて知った。神社にお参りするたび思い出すと思う。
*子・孫の世代の豊かさを望み今につなげてくださった気持・労苦に頭が下がる。
*「人は人に種をまく」という言葉が引き継がれ実践された結果で今がある。
2.「彼らの未来」(ご先祖様は見ることが出来なかった今)を生きる私たちが地域や社会のためにできることはなんだろう?
*家族・自分たちの世代の子孫にと沖新田の歴史を語り継いでいく
*この地を守りさらに生き生きとした地域に変えていく努力を実践する。
*用水の清掃、ゴミ捨てをしない、ご飯を感謝して食べる等できることをやり先人の労苦を踏みにじらない。
*ご先祖様に「いま私はこの沖新田で幸せに暮らしています」と胸を張って言える過ごし方をしたい。
*沖新田の観光パンフレットを作成し世界に向け発信する。
3.書き足りない思い・沖新田物語に携わった人へのメッセージ
*キタ(沖田姫)のことや、校歌の2番の謎を知ることができた。「遠き祖先(みおや)のたまわれる、美田はるけく垂るる稲よ」昔の人の気持ちを受け継ぎこの土地を大切にしてゆきたい。
*入水シーンは迫力があり涙が止まりませんでした。先生・生徒さんの演技も素晴らしかったです。出演された生徒さんが感激で声を詰まらせながらの演技に心打たれました。(沖新田一座の団員からもこんなにも楽しかったのは初めてとの感想が寄せられた)