関公会堂広場義賊市のメモ
投稿日:2018年7月28日
関町内会前会長岸本斉氏より伝承話をお聴きしましたのでご紹介します。
その昔、市(いち)は義賊とよばれ、尊ばれてきました。関公会堂広場の西側にほこらがあり、秋のお祭りの日には、生花、果物をお供えしています。普段の日も、お賽銭を置いて拝んで帰られる方もいます。
(このお賽銭は祭りの終日に集めて町内会で貯金しています。)
このように市(いち)は今も親しまれています。しかし、実はこの市(いち)という若者は大泥棒だったのです。
近在の商家や庄屋の蔵に忍び込んでは金品やお米を盗んで、貧しい人々に分け与えていたのです。
そして、若干21才で捕らえられ処刑されてしまいました。現在なら市(いち)はもっと違った形で社会に貢献できたのではないでしょうか。
以上
市(いち)地蔵 市(いち)の辞世 いちいちとかぞえてみれば21 いぬがおおさにさるがとられる
カテゴリー:関の昔・むかし