会員視察研修

投稿日:2017年11月22日

平成29年11月14日火曜日~15日水曜日に会員視察研修が行われました。

  14日午前には神戸市の「人と防災未来センター」を訪れ、阪神淡路大震災の時の様子を資料や映像で体験し、防災や減災に必要な知識を学びました。また、震災体験者による語り部講話では、体験者から当時の状況等を聞き、ライフラインが途絶えることの大変さや、日頃からの人のつながりが非常に重要なこと、行政に頼るのではなく被災者が自ら運営する避難所は自立が早いこと等を学ぶことができました。

語り部講話

語り部講話

  14日午後からは、「神戸市北区ひよどり台防災福祉コミュニティ」を訪問させていただき、「防災ジュニアチーム」の活動を中心に、防災福祉コミュニティの活動を教えていただきました。地域防災力の向上は住民同士のコミュニティ強化にあるということが普遍的原則であり、「防災ジュニアチーム」はその増進・推進役を果たしていること、防災や減災は、「自助・共助・公助・ご近所」からで、地域住民同士の【顔と顔の見える化の構築】が必要であることなどを学びました。

神戸市ひよどり台での研修

神戸市ひよどり台での研修

  15日には淡路市連合町内会を訪問させていただきました。
  特に旧北淡町での、地震発生直後からの消防団員の活躍により、地震発生当日の火災発生はわずか2件であったことや、その日のうちに町内の行方不明者も0人となり全員の安否確認ができた。という話は、地域のコミュニティが機能していれば減災ができることを示した事例として印象深かったです。
  しかしながら、震災発生時は、消防団と住民が連携して救助活動を行い、避難所では町内会役員が積極的に生活支援や避難所運営に携わるなど、地域の連携意識が高く皆さんの協力があって乗り越えられたが、22年が経過した今は、過疎化や消防団員の減少や町内会の役員も1~2年で交代するなど、次の担い手が減少しており、徐々に防災力が減っているとのことでした。地域の担い手不足はどこも同じ悩みだと感じました。
最後に伊弉諾(いざなぎ)神宮を参拝して帰岡しました。

淡路市での研修

淡路市での研修

 

カテゴリー:トピックス

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