第11回今村地区に棲むトンボ・ヤンマ(3)

  
現在,著者が在住している今地区の中仙道町内及び西小学校地区並びに御南小学校地区において、確認しているトンボ(蜻蛉)は、前々回掲載したイトトンボ(糸蜻蛉)は4種類、前々回トンボ・ヤンマ(1)のハラヒロトンボ、シオカラトンボ、前回のトンボ・ヤンマ(2)は、ナツアカネ、ウスバキトンボ、コシアキトンボ、今回はトンボ・ヤンマ(3)の3回目です。

ウチワヤンマ

ウチワヤンマ: サナエトンボ科・ウチワヤンマ亜科・ウチワヤンマ属
(和名) ウチワヤンマ
 上記のウチワヤンマの写真は,①は2011年7月29日,②と③は2011年8月17日に裏庭にある農機具の倉庫の柱に止まっていたトンボを網で捕獲して飼育箱に入れて撮影したものです。この年に畑で初めて出会ってそれ以来飛来したのを見ていません。非常に貴重な写真だと思っています。名前の由来は,お尻のうちわに似たでっぱりです。
サナエトンボのトンボは、飛来していてもすぐに止まることが多いのですが,ヤンマは長時間飛翔するのが特徴です。ウチワヤンマもすぐに止まることが多いのですが,単に体が大柄なトンボ=ヤンマという思い込みから,ヤンマとつけられたようです。雌雄の違いは詳しく見ないとわかりませんが,生態から判断すると成熟したオスは,縄張りをもち,水面から出た杭や水辺近くの木の枝さきなどの突起物の先端に静止して占有して縄張りをはります。雌は単独で打水産卵をする。
本州・四国・中国・九州に生息し,成虫は5月下旬頃から出現し9月中旬頃まで見られます。上記の写真ではポールの先に静止しているのが雄のようです。

ギンヤンマ 

  ギンヤンマ: ヤンマ科・ヤンマ亜科・ギンヤンマ属
 (和名)ギンヤンマ 、撮影地:自宅周辺の用水路
ギンヤンマの産卵シーン
平成26年8月29日、近くの用水路をカメラを持って散歩していた時、偶然にも連結したギンヤンマの産卵している場面に遭遇した。右が雄(オス)、左が雌(メス)である。私が子供のころは当たり前で珍しくもなかった光景である。しかし現在はとても貴重な場面である。
しかも⑤の写真は、雌の尻が水の中へ深く入って浮き草に産卵をしているのである。時には雌の体が水没してしまうこともまれではない。
また、この写真から雌雄の区別も良くわかり、市街化されている西学区の地域では、めったに撮れないシーンでもある。
ギンヤンマは、平地や低山地の池や沼、水田、用水路などに良く見られる。4月中旬から11月中旬まで見られる。腹部のくびれた部分が銀色をしていることからついた名前である。
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 **昆虫図鑑などを参考に、トンボやイトトンボの仲間の分類は、概略次のようになっています。**
  ( 赤字は、今地区で確認し写真があるもの。)
・トンボ亜目   
 ・トンボ科/  
  ・ヨツボシトンボ亜科 ・(ハラヒロトンボ属)  ハラヒロトンボ
    ・(シオカラトンボ属)  シオカラトンボ
    ・他に(ホソアカトンボ属、 アジアアカトンボ属、
      シマアカネ属、 ヨツボシトンボ属)
  ・トンボ亜科  
  ・アオビタイトンボ亜科 ハッチョウトンボ
  ・アカトンボ亜科 アキアカネ、ナツアカネ、マユタテアカネ、アイコアカネ、コノシメトンボ
    、ノシメトンボ、リスアカネ、ミヤマアカネ、ネキトンボ
    ショウジョウトンボ
  ・ベニトンボ亜科 コシアキトンボ
  ・ウスバキトンボ亜科 チョウトンボ、ウスバキトンボ、ハネビロトンボ
 ・ヤンマ科/  
  ・アオヤンマ亜科; アオヤンマ、ミルンヤンマ
  ・ヤンマ亜科; カトリヤンマ、ギンヤンマ、クロスジギンヤンマ
  ・アオイトトンボ亜科; アオイトトンボ、オオアオイトトンボ
 ・サナエトンボ科/  
  ・サナエトンボ亜科; ヤマサナエ、ホンサエ
  ・コガタサナエ亜科; ダビドサナエ、フタスジサナエ、オグマサナエ
  ・ウチワヤンマ亜科; ウチワヤンマ
  ・ムカシヤンマボ亜科; ムカシヤンマ
 ・オニヤンマ科  
  ・オニヤンマ亜科; オニヤンマ
  ・ヤマトンボ亜科; コヤマトンボ

 

・イトトンボ亜目   
 ・カワトンボ科  
  ・カワトンボ亜科; ヒナカワトンボ、ニホンカワトンボ、ミヤマカワトンボ、
    ハグロトンボ、アオハダトンボ
 ・アオイトトンボ科  
  ・オツネントンボ亜科; オツネントンボ、ハグロトンボ
     
  ・アオイトトンボ亜科; アオイトトンボ、オオアオイトトンボ
 ・モノサシトンボ科  
  ・モノサシトンボ亜科; モノサシトンボ
 ・イトトンボ科  
  ・ナガイトトンボ亜科; キイトンボ、ベニイトトンボ
  ・アオモンイトトンボ亜科; ホソミイトトンボ、アオモンイトトンボ
  ・イトトンボ亜科; クロイトトンボ
2014年11月5日 文責―中桐
                
 平成26年9月26日更新

 

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