会長一言

牟佐（むさ）町内会長の田尻祐二（たじりゆうじ）です。

我が町内会は岡山市の北東の玄関に位置します。旭川の清流と山々に囲まれ、田畑も広がっています。古くから住んでいる農家の家々、新たに移り住んだ方々、故郷に帰ってきた方々、公務員官舎もあります。今年度は会員数1,012世帯になりました。岡山市内でも、単一の町内会としては大きい方です。

このような新旧の住民が混在するわが町内会ですが、岡山市の電子町内会には発足当初（2002年3月）から参画させていただきました。準備段階を含めると23年以上が経ちました。この間、予想もしていなかったコミュニティの広がりを地域にもたらしてくれました。市内の電子町内会を見ると、活用面に濃淡があったようですが、我が町内会には最大の受益があったと思っています。

長年にわたる取り組みですが、昨年は発足当初からウェブサイト管理者をお務めいただいた方や一部スタッフも、年齢面から引退を余儀なくされました。しかし、「引退までに」と、体制変更のために１年間をかけて協議や研修を重ね、新たな運営委員会の体制づくりにこぎつけていただきました。なかなか簡単なことではないと思っています。この取り組み自体を岡山市から好事例として評価、受賞いただきました。

コロナ禍を乗り越え、オンライン会議が定着しました。また、AIの一般化が進むなど、時代は大きく変化しましたが、「バーチャルの世界を活用して、リアルの地域の活性化を」「電子町内会は地域活性化のツール」等のコンセプトは当初から不変です。これからも変わらず、電子町内会で地域の人々をつないでいければと願っています。

記　令和6年7月15日