“園遊会への招待状!”

投稿日:2025年10月29日

ボクの親友にN君がいる…高校の同級生…ハンドボール部チームメイト…当時のハンドボールは11人制、部員も11人だった…魔の夏合宿では死ぬほどしぼられた… 我が母校OB、ハンドボール部先輩(日体大)の井上さんの教育実習の餌食(えじき)になった…それでも部員は減らなかった😭 卒業後…ボクは海自パイロットの道へ…彼は奈良の大学へ、将来ドイツへの留学を夢みていた… 彼の生家は三井造船の水産物納入をメインに創業百年を越える老舗の”魚屋”だった…彼の大学卒業直前に父親が他界した…彼は泣き泣き(?)生家に連れ戻され…母と魚屋を継いだ…母子の店は”味にうるさい地元客”に恵まれ繁盛した…そして母親を看取った…彼はいまだチョンガーだ! 三十過ぎから消防団に入り…四十年近く地域の消防活動で貢献…副団長を経て団長になったのは六十過ぎだった… ボクは定年後…彼の住む市の裁判所で”調停委員”となり10年間…彼との親交が再開…月2回程度の調停日…昼休みは彼の店で”おにぎり”…裁判所からの帰宅時に彼の店に立ち寄り…彼が目の前でさばいた”刺し身”のお土産持参が恒例となった…二人だけの超ミニ同窓会だった…そしてお互い七十代になった…その間の彼の消防団長の活躍は目を見張るものがあった…瀬戸内の小島の山火事…彼は数日間泊まり込みで消防団の指揮をとり見事鎮火させた…地元新聞にもデカデカ出た…首相官邸に招待され感謝状も受け取った…学校同窓会でも紹介された… この春…児島半島で山火事発生…数日燃えさかった…彼の育てた消防団員らが命懸けで消火した…内閣総理大臣顕彰が授与された… そして我ら二人は…月一の”刺し身同窓会”をしながら…八十一歳を迎えた…先日…彼からLineが届いた…通知文書の写真…このような内容だった… 「天皇皇后陛下には来る 十月二十八日 赤坂御苑において御催しの園遊会にお招きになりますので ご案内申し上げます 宮内庁長官 ◯◯◯◯」びっくり仰天…おもわず 封筒の菊の御紋章に最敬礼…彼の永年の消防団活動に対する見事な顕彰…世の中チャンと見るべき人が見ているもんだ…思わず 天皇陛下万歳…

早速…おめでとうを伝えに自転車で行った…「両陛下に刺し身の差し入れ忘れるなょ!」を言い忘れるほど僕は嬉しかった…同級生の譽れ、誇らしい!明後日はその”園遊会”です… ”火消し纏い”の晴れ姿! “出世魚”の土産話が待ち遠しい😀

記 北公民館講座ジェントルマン生きがい喫茶常連客 福森 芳郎

カテゴリー:おん野の滴

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