「北の国から」を掘り返す

投稿日:2025年7月8日

昔々、撮り溜めた十数枚のDVD「北の国から」…本箱の片隅から発掘…一枚ずつじっくり掘り返してみた…しかも”逆順”に…2002年(平成14年)の最終回「遺言」から見始めた…今は”ログハウス炎上”シーン…見納めは富良野駅への到着シーンとなる…1981年(昭和56年)スタート…その頃あなたは何処で、何をしていましたか? 人生のパターンは成長履歴…何かの出来事があり…その結果次なる出来事へ…原因があって結果がある…DVDを逆順に観るとは…”結果”を見てその”原因”を振り返る……因果応報を通して応報因果を考える…人生を二度味わえる⁉️

昭和の男の生き様にこだわる父親( 黒板五郎 )…平成育ちの息子(じゅん)と娘(ほたる)…二人の男と一人の女…僻地の三人家族を取り巻く個性豊かな脇役達…激変する世相の中で…行き場を探し戸惑う人間模様…手探りで惑いながらそれぞれの成長を模索する家族の眼が育つ…第一編から順に観ていた昭和60年代…見落としていたシーンや台詞…作者(倉本聰)が伝えたかった生き様…遺したかった言霊など…逆順に観るとふと見落としていたことの多さに気づかされる…7000円でゲットしていた「北の国から・シナリオ全集(1038ページ)」を開き…倉本イズムを”台詞(せりふ)から覗いてみる…

このドラマの年齢構成と我々家族のそれが似かよっている…あの時の息子の心情…あの頃の娘のこころ模様…じゅんとほたるが通っていた富良野の分校が…娘や息子が通った谷口台小学校とタブル…家族を流れる風の色と行方…いろいろ重ねながら”バック・ツウザ・ヒューチャー”をほろ苦く楽しんでいる…”じゅん”と”ほたる” もう50代

“五郎”も傘寿を迎えた…我が手の皺を静かに眺める…掘り返すものを探しながら…😀

記 北公民館講座ジェントルマン生きがい喫茶常連客 福森 芳郎

カテゴリー:おん野の滴

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