“立ち振舞い”を考える
投稿日:2025年7月2日
“立ち振る舞い”とは…言動と態度のこと…日頃から彼が言っていることと…彼のとった態度と行動がマッチしていて筋が通ってる…その場の状況に合致した適切な言動と態度…日本人の心根に染み込んだ天晴れな”言”と”動”だ…
大谷翔平は…バットや剛球ではなく…彼の”立ち振舞い”で世界をうらなせた… 対パドレス戦最終回…死球を巡り大乱闘…両監督退場…その裏のドジャース…バッター大谷…報復気味のデットボ~ルを喰らった…再びベンチもスタンドも大ブーイング…非常事態発生寸前…痛みを堪えながら一塁へ歩く大谷…ベンチから飛び出しそうな仲間に…手を上げて”大丈夫だ!”のサイン…ドジャースナインを押し止めた…パドレスベンチも鎮まった… デットボールを喰らった本人が…両軍を諌め…試合を壊さなかった…この大谷選手の”立ち振舞い”…多くの野球ファンやマスメディアはこぞってエールを送った…それは日本にいる日本人にも届いた…世界中に大和魂が拡がった…
昭和43年の巨人Vs阪神戦…王選手の頭にデットボール…マウンドで大乱闘勃発…次打者の長嶋茂雄は乱闘に加わらず…ベンチでバットをジット見つめていた…王選手を乗せた救急車のサイレンが途切れる前に…長嶋茂雄はレフトスタンドへ”怨念”のホームランを放っていた…その立ち振舞いに誰も気が付いていなかった…さすが長嶋茂雄、永久に不滅だ…
昭和39年東京オリンピック…柔道無差別級決勝戦…神永に”支え釣り込み足”で一本勝ちしたオランダのへーシンクは…歓喜のあまり畳に上がろうとしたスタッフを片手で制止…日本柔道の礼節と尊厳を守ってくれた…
先のパリオリンピックの柔道…永瀬貴規は決勝戦で勝ち名乗り…敗者と熱い握手…道場の四隅に最敬礼…静かに試合場を下がった…そこでコーチと抱き合い…初めて”大声”を挙げた…敗者への立ち振舞い…大和男子(おのこ)の真骨頂だった…
MLB後日談…この19日の試合後…パドレスベンチのダルビッシュ有…「僕らには 翔平がいてくれて幸運だった」と語ったそうだ… 心に染みる出来事は…人を真っ当に還してくれる 😀 😭
記 北公民館講座ジェントルマン生きがい喫茶常連客 福森 芳郎
カテゴリー:おん野の滴
御野学区連合町内会