渡り鳥に学びたい!
投稿日:2024年2月25日
渡り鳥にとって今年の日本の季節は悩ましい、春に夏日が来たり、翌日は大雪が降ったり…
季節を跳ばしたような陽気が続く
このまま日本に留まるか?
急いで日本を離れるか?
しばらく観天望気で様子見か?
渡り鳥の”雁”は、木の枝を口にくわえて海を渡るそうだ!
疲れると海に枝を浮かべ、その上で羽を休める
越冬中はその枝を浜辺に置き、春になると拾ってまた北を目指すみたいだ!
その枝はまさに”伝家の宝刀”なのだろう‼️
時々その”宝刀”が浜辺に打ち捨てられている、越冬中に命を落とした雁のものだ!
昔の人はその枝を集め、風呂を沸かし”渡り雁”を供養した、津軽に伝わる「雁風呂」の言い伝えだ、
日本人の温かさと奥ゆかしさが沁みるいい話だ…
渡り鳥は海を渡る時、逆Vの字に編隊を組んで翔んでいる、飛行機の編隊飛行の基本隊型だ、
先頭のリーダー機(鳥)がナビゲーションしながら仲間を引っ張る、仲間は逆Vに並んでリーダーを追う
リーダー鳥が羽ばたき空気を下に押し下げると、隣の空気が反作用で上昇する、ニュートンの法則だ!その上昇空気をつかんで二番鳥が楽に飛行する、三番鳥、四番鳥・・・これを繰り返しながら長い長い旅路を経済的に渡りきる知恵だそうだ!
リーダーは時々代わるそうだ!
先頭で風を切りながらのリーダーはエネルギーを使う、マラソンのペースメーカーみたいだ
それでもかなりの鳥が途中で脱落して命を落とす!
“雁”だけは、枝という”伝家の宝刀”のお陰で、みんな一緒に渡り切るのだろう…
皆さんにとって”伝家の宝刀”は何ですか?
人生というマラソンレース、疲れた時、悩んだ時、動けなくなった時の”枝という名の給水ポイント”はどこですか…!
何味の給水が欲しいですか…!
給水ボトルのリボンは何色ですか…!
記 北公民館ジェントルマン喫茶常連客 福森芳郎
カテゴリー:おん野の滴