“初期消火を考える”
投稿日:2025年11月26日
今年の酷暑”🌞の用心”…今年の厳冬「🔥の用心」…春の児島半島の山火事…秋の佐賀関の大火が痛ましい😭
ある日曜日の台所…昼めし時の天婦羅準備…鍋にかけた手が滑り…溢れた油が火を吐いた…パニック…手持ち消火器を探す……消火レバーの使い方が頭に浮かばない…息子を呼ぶが声が出ない…炎が天井へ…煙が充満…バケツに水が溜まるまで待ってくれない…初期消火失敗…煙を吸った主婦はその場に倒れた…火事に見舞われた留守居の高齢者…焼け跡の悲しい焼遺体…不自由な身体で火消しに身骨を燃やしながらの痕跡の数々…ご近所へ迷惑かけたくない一心で🛐
リアルな家庭の火災現場の数々… 何度も鎮火後の修羅場を踏んでいる(元)消防団長のアドバイス…
「テンプラ油消火は酸素を断ち切るが最適…椅子の座布団やバスタオルでも被せ脱酸素…新建材で建てられた家…火のまわりが速い…炎が壁に移ったら”まず逃げる”…煙を吸えば有毒ガス…素人の初期消火は難しい」と…先の大戦末期…町内の消火バケツリレー訓練が奨励されていた…Bー29の焼夷弾…中身は油…木と紙で出来た日本家屋…火のまわりが速い…アッとい間に燐焼から類焼へ…消火バケツリレーに励んでいた民衆…逃げ遅れ、多くの民が火に巻かれ焼け死んだ…その後、政府は国民の消火義務は取り止め…逃げること”を奨励した…悲惨で過酷な過去の教訓…今の世に生かさねばとも…足元に消火器を置いて”テンプラ”を揚げる準備万端な主婦以外の方への注意…「火が天井に昇ったら…その火は素人には消せない…背を低く…口にタオル…煙を避け…まず逃げる!」と(元)団長は何度も力説していた…🔥 佐賀関大火で亡くなられた一名の高齢者のご冥福をお祈りいたします🛐
記 北公民館講座ジェントルマン生きがい喫茶常連客 福森 芳郎
カテゴリー:おん野の滴
御野学区連合町内会