魂の島 硫黄島”を振り返る

投稿日:2025年4月18日

先日…天皇皇后両陛下が”令和の慰霊の旅”として…政府専用機で硫黄島を訪ねられた…

戦後50年の際、平成天皇皇后両陛下は海自飛行艇で硫黄島を訪ねられた…上空を数機のFー15…海面を数隻の護衛艦…に護られながらの初めての硫黄島慰霊の旅であったらしい…と同期の飛行艇乗りから聞いた… 南海の孤島”硫黄島”…ノルマンディー上陸作戦より多くの死傷者を出した日米一大決戦の孤島…サイパンから日本本土爆撃する為の中継基地としての硫黄島の価値…多勢に無勢…熱地獄と化す地下に潜り…祖国の延命の為に戦った大和魂…命永らへ息絶え絶えで最後まで投降を拒否した日本兵は百人に満たなかった…今だに1万人を越える遺骨が眠っている島…離島の砂まみれ涙まみれ…鎮魂まみれの遺骨たちは…祖国の安念を願い続けながら80年が経った… 私は昭和~平成の現役時代…この”魂の島”の滑走路に2度着陸した…数キロ先に霞む”摺鉢山”に近づきたくて…夕刻からジョギングでスタート…その途中からにわかに暗雲がわき…風が強くなり…天空から地下から…”わめき声” “うめき声”が…えも知れぬ不気味な雰囲気に包まれた…ジョギングを止めて帰り道、最後はダッシュで宿舎にへたり込んだ…汗は冷や汗となり身体全体を寒気が覆っていた…霊感などに縁のなかった私にかけられた英霊達の雄叫び…真夏の夕闇での出来事だった!英霊たちの「魂」を…懐かしい祖国へ…仲間が待つ靖国神社に奉じてあげたい…80年も待っている家族のもとに…心底そう思った壮年時代のこの敬虔な想いを後世に語り伝えたいと…今も念願している…🙇‍♂️

記 北公民館講座ジェントルマン生きがい喫茶常連客 福森 芳郎

カテゴリー:おん野の滴

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