“法は人が幸せになる為にある”

投稿日:2024年9月15日

法は、社会の秩序を保ち、健全な発展を担保する為にあり、法に基づき紛争や問題解決の仕組みとして存在する

朝ドラ “虎に翼” のワンシーン…

寅子の元上司が語った一言!「法は人が幸せになる為にある…」が印象に残った…

60代の10年間を家事調停委員として勤めた経験からの私の感想…
「法は人が幸せになるためにあるというより…不幸せにならない為にある…」と私は思った!

幾多の離婚調停や離婚後の援助等の難問解決又は解消に関わり、頭を悩ましながら、法と幸せの関係や限界について痛感してきた…

自分と相手方の”望ましい幸せ”の一部をお互い削りながらの妥協点を見出だし、正解の見えない調停を進めていく過程において、お互いが「不幸」にならない解決策…というより解消策を模索してきた…

“解決”とは、問題がすべてなくなった状態

“解消”とは、問題は残っているが
、その事が余り気にならなくなった状態

“不幸でない”を”幸せ”に昇華させること、即ち”解消”から”解決”への永い道のりは、お互いの”幸せ”への意気と熱…時間と忘却力…しがらみと恨み辛みの濃さ…により千差万別だ!

この感想から見ても…

「法は人を不幸にさせない防波堤」との印象を今でも私は持っていますが…

皆さんはどう感じられますか…?

記 北公民館ジェントルマン喫茶常連客 福森芳郎

カテゴリー:おん野の滴

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