二刀流と二足の鞋(わらじ)

投稿日:2023年11月13日

大谷祥平君の大活躍以来、「二刀流」という言葉がやたらと使われており、時々二足の鞋と間違っているのもある!

武士の世界の元祖二刀流は、やはり宮本武蔵だ!

宮本武蔵は一刀流も使うが、戦う相手が多い場合が多々あり、二刀流も身につけた

巌流島の佐々木小次郎との決戦では舟の櫂を削った木刀で勝負したという

以前、武蔵が刀を研師(とぎし)に出した時、たまたま研ぎに出されていた小次郎の長刀をながめながら、その長さを推し測かっていた

武蔵は、巌流島に向かう舟中で転がっていた古い櫂を削り出した

小次郎の剣より1センチ長い木刀に仕上げた

巌流島の海辺で小次郎と対峙しながらも木刀の先は海中に潜ませ、長さを隠した

木刀の長さを小次郎に知られたくなかった

その1センチが小次郎の脳髄を叩き割った

こどもの頃に親父から聞いた史実だ、吉川英治さんには未確認のままだ!

「二足のわらじ」を考える

「二足の鞋」の語源は、江戸時代には博打打ちがそれを取り締まる十手持ちを兼ねることからきている

同じカテゴリー内、例えば野球でバッターとピッチャーという性格の違う二役を同時にこなすのが二刀流

違うカテゴリー、例えば

藤井八冠が将棋を指しながらも、陸上競技四百メートル障害でオリンピックを目指せば見事な「二足のわらじ」を履くことになる!

当然、袴を着て草履を履いてのレースとなり、為末大もハードルを引っ掻ける程ビックリする!

羽生(はぶ)さんが羽生(はにゅう)の名でスケートをすると「二足のわらじ」となるが、多分一回転半のジャンプで投了となるかも?

老舗ラーメン屋の親父がうどんを作ると・・・?

大谷君が野球をしながら

直木賞にチャレンジすれば、「二刀流➕二足のわらじ」=”四刀足”となる?

新刊「みちのくから未知の宇宙へ」大谷祥平著?

既成の枠にはまらずひと味違う、新しい価値を産み出し、新たな何かに挑戦する意欲とバイタリティーを持つ為の方策として、二刀流と二足のわらじは面白いかもしれない!

新聞記者をしながら物書きだった柳田邦夫さんも二足のわらじを勧めている

シンガーソングライターの

中島みゆきさんは魅力的だ

シンガーソングライターをしながら銀行員をしていた小椋佳さんは何者だ!!?

但し、二足の鞋は「二兎を追うものは一兎も得ず」の闘いに勝ち残った者のみに与えられるオリーブの月桂冠だってことをお忘れなく!  ?

記 北公民館ジェントルマン喫茶常連客 福森芳郎

カテゴリー:おん野の滴

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